昇給率は日本が最下位? 働けど働けど給与は上がらず…
「2017年 ヘイズ アジア給与ガイド」(アジア5ヶ国・地域における1,200職務の同社実績ベースの給与水準と、総従業員600万人を超える3,000社に対して行った雇用の実態調査)によると、前回の給与改定で、平均して何%昇給したかという質問に対して、6%以上昇給したと回答したのが、中国では56%、次いでマレーシアが30%、香港は17%、シンガポールと日本は11%という結果に。
また、昇給がなかったという人は、日本が18%とダントツで、他4カ国は全て10%以下。 これにより、アジア5カ国の中で日本は最も昇給しない国ということが判明した。「次の給与見直し時にどの程度の昇給が期待できますか?」という質問に「なし」と答えた割合は日本がトップの35%で、シンガポールは13パーセント、マレーシア7%、香港3%、中国5%となっている。
この結果に対し掲示板などでは、「デフレ脳だからな。上がるわけ無い」「出る杭たたかれるからなあ」と、日本の給与問題に対して憶測が飛び交った。中でも目についたのが、「殆どの日本企業はパフォーマンスの悪い老人がいつまでも居座ってるからなあ」「年功序列で無能なサラリーマンに高い給料払ってるから有能な人の給料が上がらない」といった意見。仕事のスキルがない年上の世代に多くの給料が支払われていて、自分たちの給料が上がらないと感じている人も少なくないようだ。