女性誌『CREA』3月号の「大人のためのアニメガイド みんなアニメに夢中。」がすごかった！ 売れ行きもすごいらしく、Amazonでは一時的に品切れ。大型書店でも軒並み在庫僅少らしい。
「女性誌でアニメ特集？ どうせ浅いんでしょ？」と思う人もいるかもしれないが、さにあらず。まずは80P以上という気合の入ったボリュームもさることながら、中身もきっちり濃い。
まずはインタビューされている以下の面子を見よ！
『ユーリ!!! On ICE』特集より、久保ミツロウ（原案、ネーム、キャラクター原案）による全話解説、宮本賢二（振り付け）、立中順平・安彦英二（作画）、佐桐結鼓（衣装）、冨永恵介（音楽）。
新房昭之監督が語る『3月のライオン』『化物語』『魔法少女まどか☆まぎか』解説
雲田はるこが語る『昭和元禄落語心中』
超平和バスターズ（長井龍雪、岡田麿里、田中将賀）が語る『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
宮繁之監督、堀内賢雄らが語る『鬼平 ONIHEI』
のんが語る好きなアニメ（一番好きなのは『デジモン』）
高杉真宙が語る好きなアニメ（『化物語』の阿良々木暦を参考にして芝居しているらしい）
新海誠への38の質問
森見登美彦が語る『四畳半神話大系』『有頂天家族』
原田奈美（モーションコーディネイト）が語るアイドルアニメ
マーティ・フリードマンが語る『けいおん！』
神山健治監督と高畑充希が語る『ひるね姫～知らないワタシの物語～』
櫻井孝宏、島崎信長、柿原徹也の撮り下ろしグラビア＆インタビュー
各界の著名人が語る好きなアニメ（志田未来はラブライバー！）
と、まぁ、こんな感じ。ほかにも、
福田里香によるアニメのフード解説（『ユーリ!!!』のカツ丼とか）
伊賀大介によるアニメのファッション解説
サンキュータツオと藤津亮太による「ノイタミナ」解説
などの記事も。ちなみに表紙は『君の名は。』などのキャラクターデザインを手がけた田中将賀による描き下ろしだ（インタビューあり）。
女性誌でこれだけのアニメ特集を組むということは、それだけアニメというカルチャーが抵抗なく一般の人たちにも浸透しているという証拠。
細かいところだが、アニメ雑誌といえば版権絵（アニメスタッフによる描き下ろしのイラスト）中心の構成のものが多いが、今回の特集は表紙を除いて版権絵を使っていないのもポイント。版権絵はコストがかかるのとスタッフのスケジュールを抑えるのが大変なので、一般の編集部ではなかなか手出しができないもの。それでもこのクオリティが担保できるのだから、『CREA』を発行する文藝春秋という会社の編集力もまざまざと見せつけられた感がある。もう文春がアニメ雑誌を創刊しちゃったほうがいいんじゃない!? と思う次第。
藤津亮太、前田久、上田繭子、冨田明宏、阿部美香ら、『NewType』『Febri』『リスアニ！』『オトナアニメ』などの専門誌で活躍しているライター陣が執筆しているのにも注目。
付録は『ユーリ!!!』ポストカード。電子書籍版も発売中。
筆者の近所の書店でも大量にあった平積みが翌日には2冊（！）になっていた。そこから慌てて1冊買った次第。
「女性誌でアニメ特集？ どうせ浅いんでしょ？」と思う人もいるかもしれないが、さにあらず。まずは80P以上という気合の入ったボリュームもさることながら、中身もきっちり濃い。
まずはインタビューされている以下の面子を見よ！
『ユーリ!!! On ICE』特集より、久保ミツロウ（原案、ネーム、キャラクター原案）による全話解説、宮本賢二（振り付け）、立中順平・安彦英二（作画）、佐桐結鼓（衣装）、冨永恵介（音楽）。
新房昭之監督が語る『3月のライオン』『化物語』『魔法少女まどか☆まぎか』解説
雲田はるこが語る『昭和元禄落語心中』
超平和バスターズ（長井龍雪、岡田麿里、田中将賀）が語る『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
』『心が叫びたがってるんだ。』
宮繁之監督、堀内賢雄らが語る『鬼平 ONIHEI』
のんが語る好きなアニメ（一番好きなのは『デジモン』）
高杉真宙が語る好きなアニメ（『化物語』の阿良々木暦を参考にして芝居しているらしい）
新海誠への38の質問
森見登美彦が語る『四畳半神話大系』『有頂天家族』
原田奈美（モーションコーディネイト）が語るアイドルアニメ
マーティ・フリードマンが語る『けいおん！』
神山健治監督と高畑充希が語る『ひるね姫～知らないワタシの物語～』
櫻井孝宏、島崎信長、柿原徹也の撮り下ろしグラビア＆インタビュー
各界の著名人が語る好きなアニメ（志田未来はラブライバー！）
と、まぁ、こんな感じ。ほかにも、
福田里香によるアニメのフード解説（『ユーリ!!!』のカツ丼とか）
伊賀大介によるアニメのファッション解説
サンキュータツオと藤津亮太による「ノイタミナ」解説
などの記事も。ちなみに表紙は『君の名は。』などのキャラクターデザインを手がけた田中将賀による描き下ろしだ（インタビューあり）。
女性誌でこれだけのアニメ特集を組むということは、それだけアニメというカルチャーが抵抗なく一般の人たちにも浸透しているという証拠。
ちょっと前に女性誌の同性へのマウンティングが話題になったが、マウンティングなんてものから100万光年離れた特集だ。
細かいところだが、アニメ雑誌といえば版権絵（アニメスタッフによる描き下ろしのイラスト）中心の構成のものが多いが、今回の特集は表紙を除いて版権絵を使っていないのもポイント。版権絵はコストがかかるのとスタッフのスケジュールを抑えるのが大変なので、一般の編集部ではなかなか手出しができないもの。それでもこのクオリティが担保できるのだから、『CREA』を発行する文藝春秋という会社の編集力もまざまざと見せつけられた感がある。もう文春がアニメ雑誌を創刊しちゃったほうがいいんじゃない!? と思う次第。
藤津亮太、前田久、上田繭子、冨田明宏、阿部美香ら、『NewType』『Febri』『リスアニ！』『オトナアニメ』などの専門誌で活躍しているライター陣が執筆しているのにも注目。
ちゃんとそのジャンルで一番詳しい人たちが書いているので、各記事のボリュームは少なめでもきっちりツボを抑えているのだ。これも編集力の表れだろう。
付録は『ユーリ!!!』ポストカード。電子書籍版も発売中。
