4月10日に自身のブログで現役引退を発表した浅田真央さん。小さな子どもの頃から活躍し、国民的人気を誇った彼女の突然の引退は日本中で話題となり、ワイドショー番組で多く取り上げられた。
しかしそのワイドショーで、コメンテーターたちが「真央ちゃん」と呼ぶことに違和感を覚えている人もいるようで、呼び方を巡ってSNSなどネット上で議論が巻き起こっている。

「真央ちゃん」呼びに不快感を示す声


ファンからは子どもの頃から親しまれた呼び方の「真央ちゃん」と呼ばれるのが一般的な浅田さん。選手仲間やタレントが「真央ちゃん」と言っているのもよく見る光景だ。

今回の引退発表のニュースはさまざまな番組が取り上げ、「とくダネ!」(フジテレビ系)では小倉智昭さんが「真央ちゃんに憧れてスケート始めた人はたくさんいると思う」と、「真央ちゃん」呼び。しかし「浅田選手」とも言ったりと、番組中に呼び方が変わる場面も。「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)でも、宮根誠司さんが「真央ちゃん」呼びをしていた。

「スッキリ!!」(日本テレビ系)では、MCの加藤浩次さんは終始「浅田選手」と言っていたが、コメンテーターとして出演しているウエンツ瑛士さんが「真央ちゃん」と発言する場面も。「白熱ライブ ビビット」(TBS系)では、国分太一さんが「浅田選手」「浅田さん」と言ったりしていた。

スポーツニュースとして浅田さんを取り上げているときに、キャスターなどが「真央ちゃん」と呼ぶことに疑問を持つ人は多いようで、ネットでは「子供の頃ならともかく、とっくに成人してるのに真央ちゃん呼びは失礼」「既に20代半ばの女性に対して、しかも引退を報じる場面でその呼び方はないだろ」「こういう部分で本当に敬意を持っているか偽物か分かる」といった声が上がっている。

一方で「真央ちゃん」呼びを擁護している、「親しみを込めているんだから別に嫌な気はしない」といった声も。

松岡修造の呼び方が理想的?


こういったコメンテーターたちと比較されたのが松岡修造さん。松岡さんはさまざまなジャンルのアスリートにインタビューを行っていて、年齢が一回りも二回りも下の人と話す機会もある。しかし松岡さんはいつも「〇〇さん」と呼んでいて、ネットでは「同じアスリートとして敬意を払ってるからだな」「修造はそこらへんが地味に凄い」と称賛の声が。


福原愛さんの「愛ちゃん」、高橋尚子さんの「Qちゃん」、谷亮子さんの「ヤワラちゃん」など女性アスリートには浅田さん以外にも「〇〇ちゃん」呼びの多くの例があるが、男性アスリートでも羽生結弦さんのことを「羽生くん」と呼ぶなどの風潮もあり、これからも呼び方は議論されそうだ。
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