料理の失敗は誰もがあるものの、大失敗となると、自分の中でちょっとした伝説になることもある。そしていつか話のネタに使おうと思うものである。
そんな料理の大失敗は、プロにだって起こるはずだ。そこで、料理を生業とする女性二人に、「本気で失敗した料理」を聞いてみた。
まずは、管理栄養士で「しあわせごはんプランナー」の藤橋ひとみさんの大失敗料理エピソードから。
「あれは、料理教室を趣味ではじめたいなと思っていた料理修業中のことでした。バレンタインデー前夜、プレゼント用に『フォンダンショコラ』を作っていたときのことです。予定が立て込み、作り始めたのがすでに0時をまわった深夜。作り直す時間もなく、失敗の許されない状況でした。
チョコレートを溶かし、卵を泡立て、順調に進んでいたはずが、オーブンで焼いたところ大誤算! フォンダンショコラの中からマグマのようにチョコレートが流れ出て、オーブンの中は大惨事に!
とてもバレンタインスイーツとして渡せるものにはならないと落ち込む中、まさかの事態に。オーブンから取り出そうと鉄板を持ち運ぼうとした瞬間、手が滑ってフォンダンショコラは床めがけて真っ逆さま!
床はチョコまみれ、涙をのみながらの掃除で夜は明け、結局、朝一でチョコレートを買いにいきました。手作りのものをお渡しする約束の罪滅ぼしに、5粒で3,000円ほどする高級チョコをプレゼントしました」
まるで漫画の中の「バナナの皮に滑ってコケた」的で、かなりレアな失敗である。いずれにしてももらった相手はラッキーだったろう。
続いてはビーガン(完全ベジタリアン)料理を得意とする料理家のタド・ジュンコさんのエピソード。電子レンジで卵が爆発した話はよく聞くが…。
「普段は動物性のものはほとんど使わないのですが、この日は、サラダにジャガイモとキャベツを蒸したもの、生タマネギのスライスに、さらに『ゆで卵』を加えようとしていました。普通に鍋で卵をゆでていたところ、話に夢中になっているうちに、うっかり長い間、目を離してしまったんです。
バンッという音に驚いて戻ると、鍋の中の水が完全になくなり、薄茶色の破片が。卵が爆発してぶっとんでしまったようです。ふと天井を見上げると、卵の殻がはりついていました。これには驚きすぎて、周りに『鶏だから飛んだ』など言ってごまかすこともできず、結局、卵なし、“ビーガン”の蒸し野菜春サラダになりました」
日頃からビーガン料理を作っていたところ、不慣れな卵に浮気してしまったことで起こった大参事。慣れないことはしないほうが良さそうだ。
(石原亜香利)
取材協力
管理栄養士 / しあわせごはんプランナー 藤橋ひとみさん
20歳で突然発症したアトピーを、食事で体の内側から根本的に改善した経験から、日々の食事の大切さを体感し、キレイと自信を作る”しあわせごはん”のメソッドを、セミナー、メディア出演、商品・レシピ開発などを通じて提案している。
http://ameblo.jp/hitomi880807
ワンネスフード /タド・ジュンコ健康料理スクール
代表 タド・ジュンコ 宇宙エネルギーと繋がる食卓・潜在能力の開花する食卓を作る人。雑穀のビーガン料理を得意とし、ゆるめベジタリアンスタイルの料理と食事指導が人気。資格講座・企業提携の食事指導・レシピ提供、マスコミ掲載多数。近著に『不思議と幸せを呼び込むスピリチュアルごはん』発行:リンダパブリッシャーズ。
そんな料理の大失敗は、プロにだって起こるはずだ。そこで、料理を生業とする女性二人に、「本気で失敗した料理」を聞いてみた。
フォンダンショコラが大破裂&床がチョコまみれに!

まずは、管理栄養士で「しあわせごはんプランナー」の藤橋ひとみさんの大失敗料理エピソードから。
「あれは、料理教室を趣味ではじめたいなと思っていた料理修業中のことでした。バレンタインデー前夜、プレゼント用に『フォンダンショコラ』を作っていたときのことです。予定が立て込み、作り始めたのがすでに0時をまわった深夜。作り直す時間もなく、失敗の許されない状況でした。
チョコレートを溶かし、卵を泡立て、順調に進んでいたはずが、オーブンで焼いたところ大誤算! フォンダンショコラの中からマグマのようにチョコレートが流れ出て、オーブンの中は大惨事に!
とてもバレンタインスイーツとして渡せるものにはならないと落ち込む中、まさかの事態に。オーブンから取り出そうと鉄板を持ち運ぼうとした瞬間、手が滑ってフォンダンショコラは床めがけて真っ逆さま!
床はチョコまみれ、涙をのみながらの掃除で夜は明け、結局、朝一でチョコレートを買いにいきました。手作りのものをお渡しする約束の罪滅ぼしに、5粒で3,000円ほどする高級チョコをプレゼントしました」
まるで漫画の中の「バナナの皮に滑ってコケた」的で、かなりレアな失敗である。いずれにしてももらった相手はラッキーだったろう。
ゆで卵が爆発して天井に…うっかりだけどうっかりでは済まないうっかりミス

続いてはビーガン(完全ベジタリアン)料理を得意とする料理家のタド・ジュンコさんのエピソード。電子レンジで卵が爆発した話はよく聞くが…。
「普段は動物性のものはほとんど使わないのですが、この日は、サラダにジャガイモとキャベツを蒸したもの、生タマネギのスライスに、さらに『ゆで卵』を加えようとしていました。普通に鍋で卵をゆでていたところ、話に夢中になっているうちに、うっかり長い間、目を離してしまったんです。
バンッという音に驚いて戻ると、鍋の中の水が完全になくなり、薄茶色の破片が。卵が爆発してぶっとんでしまったようです。ふと天井を見上げると、卵の殻がはりついていました。これには驚きすぎて、周りに『鶏だから飛んだ』など言ってごまかすこともできず、結局、卵なし、“ビーガン”の蒸し野菜春サラダになりました」
日頃からビーガン料理を作っていたところ、不慣れな卵に浮気してしまったことで起こった大参事。慣れないことはしないほうが良さそうだ。
(石原亜香利)
取材協力

管理栄養士 / しあわせごはんプランナー 藤橋ひとみさん
20歳で突然発症したアトピーを、食事で体の内側から根本的に改善した経験から、日々の食事の大切さを体感し、キレイと自信を作る”しあわせごはん”のメソッドを、セミナー、メディア出演、商品・レシピ開発などを通じて提案している。
http://ameblo.jp/hitomi880807

ワンネスフード /タド・ジュンコ健康料理スクール
代表 タド・ジュンコ 宇宙エネルギーと繋がる食卓・潜在能力の開花する食卓を作る人。雑穀のビーガン料理を得意とし、ゆるめベジタリアンスタイルの料理と食事指導が人気。資格講座・企業提携の食事指導・レシピ提供、マスコミ掲載多数。近著に『不思議と幸せを呼び込むスピリチュアルごはん』発行:リンダパブリッシャーズ。
http://tado-junko.com/
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