
ご当地マスコットにご当地グルメと、さまざまな「ご当地」が注目を集めています。その土地ごとの特徴をキャラクターや料理に組み込んでアピールするというのは、都道府県それぞれの個性が表れて面白いですよね。
その中で、いわゆる「ご当地インスタントラーメン」も高い人気をほこり、専門のショップもオープンするほど。今回はひときわ個性が爆発しているものをご紹介。
大阪・日本橋のインスタントラーメン専門店へGO!

お目当てのご当地インスタントラーメンを入手するためやってきたのは、大阪・日本橋にある「インスタントラーメン専門店やかん亭さくら総本店」。この店には、全国から集められたより選りのご当地インスタントラーメンが販売されているのです。オンラインショップもありますので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。

中に入ると店内に袋麺のパッケージがズラリ。どれもこれも個性豊かで眺めていても飽きがきません。

今回取り扱う品を発見。それは北海道発「ゾンラーメン」。禍々しい色合いに、グロテスクなのかキュートなのかわからないキャラクターが描かれたパッケージが嫌でも目に止まります。
というわけで、やかん亭にてゾンラーメンの「ガラ塩味」と「ガラ塩激辛味」を購入。しかし、北海道とゾンビってどういったつながりがあるのでしょうか。
ちなみにこのキモカワなマスコットの名前は「ゾンベアー」。
ゾンラーメンを作ってみよう
それでは、ガラ塩味から調理開始。

中身を取り出してみるとビックリ、真っ青な麺が出てきました。それはまるでゾンビの肌のよう。これがゾンラーメンと名付けられた理由でしょうか?

カワイイ(?)ゾンベアーくんのマンガも同封。この紙に書かれたURLにアクセスすれば、さらにたくさんのマンガを見ることができるようです。

ゆでてみると、ほんのりお湯が青くなっていくような錯覚が……。かなり硬めなのか、ちょうどよい硬さになるまで6分程度かかりました。

器に移してスープ投入。真っ青な固形物がドロドロドロっと出てきました。

てなわけでゾンラーメン完成。こんな青いラーメン今まで見たことない。

おっ、これはなかなかイケてます。意外に思われるかもしれませんが、麺にインスタントとは思えないほどの強いコシがあってかなり食べ応えがあるのです。
ブルーカラーのスープを口にするのはいささか抵抗がありますが、これまたイイです。鶏ガラのウマみがかなり効いていて、塩というよりは醤油といった感じ。コップ1杯の水がほしくなるあの感覚を味わえます。少なくとも、ゲテ物を食べているといった気分にはならず、しっかりおいしいものを食べてると実感できますね。
激辛味も食べてみた

さて、つぎはガラ塩激辛味をセッティング。二度も麺だけを食べるのは少々味気ないので、簡単な具としてウインナーとゆで卵を用意しました。

色はほとんど違いなし。

ウインナーを一緒にゆでてみて色が変わるか実験。結果としては、ほんのり青くなったようななってないような具合。

完成。
激辛とはどんなものか、さっそくズズズとすすってみればうおっ辛い! 先ほどのガラ塩味とはまったく異なるピリリッとした辛さが口の中に広がります。でも決して不快な感覚ではなく、むしろ食欲を刺激してくれるアクセントですね。
ウインナーにも辛みがついて、チョリソーを食べているような感覚。この具をいれたのは正解でした。
そして、やはり麺との相性がバツグン。コシの強い麺を辛口でいただくというのは幸せな気分になってしまいますね。
みんなで食べようゾンラーメン
というわけでゾンラーメン、見た目は真っ青でかなりグロテスクながら、実は正当派なおいしさという、色々な意味でユニークなラーメンでした。でもあえて言うなら、一人で黙々と食べるより、複数人でワイワイ言いながら食べるのに向いているラーメンではないでしょうか。
(かるめら)