がんで闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが、6月22日夜に自宅で亡くなった。悲しみの声が広がると同時に、夫として麻央さんを支えた歌舞伎役者・市川海老蔵さんにネット上で多くの声が寄せられている。


麻央さんの最後の言葉を語った海老蔵さん


海老蔵さんは23日、東京都内で自身の公演終了後に記者会見を行った。多くの報道陣が集まった会場に現れた海老蔵さんは「ご報告をするということもひとつの義務なのかなと思います」と前置きしたうえで、「昨日夜に妻・麻央が旅立ちました」と伝えた。
「これは本当に不思議な話ですけど、息を引き取る瞬間を私は見てました。そのとき不思議なんですけど『愛してる』と言って、彼女が。泣いちゃいますよね。その一言、『愛している』と言って、本当にそれでそのまま旅立ちました」

麻央さんの最期を語る時、海老蔵さんは涙を流すものの、「お見苦しいところをご覧にいれて、すみません」とあくまでも気丈に振る舞う。ネット上でも「辛くて見てられないけど、海老蔵、オトコだな」「立派な看病だったと思います。頑張ってください」「麻央さんがなくなった日にも公演があって、合間に記者会見。よく気丈に振る舞えるなと感心します」と海老蔵さんへの賛辞があふれている。

海老蔵さんの奮闘


23日の朝に、海老蔵さんは自身のブログを更新していた。「人生で一番泣いた日です。マスコミの方々もお察しください。改めてご報告させていただきますので、近隣の方々のご迷惑になるのでひとまずおかえりくださいませ、宜しくお願い致します」と、麻央さんが亡くなったことを暗に報告。


「近隣の方々の~」という文にも表れているように、実は海老蔵さんは自宅に押し掛けるマスコミと何度も衝突してきた。ブログで「人の命に関わることです」「マオ本人の負担になるような撮影はやめてください」と訴えかけたり、麻央さんの誕生日前には、麻央さんの実家付近に記者が張り込んでいることに対して「しかしやはり週刊誌がいるらしい、らしいでなく、いる、そうです」「ただただ残念」と苦言を呈していた。

6月20日を最後に更新が途絶えた麻央さんのブログでは、5月に「今日は、朝、いきなり主人が病室にいて、驚きました! 早い時間から、あたたかい野菜スープを届けてくれました」と綴られるなど、海老蔵さんをはじめ、姉の小林麻耶さんや子どもら家族への感謝があふれている。
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