そんな夢のようなイベント「吉呑み酒場」が、7月27日に、東京・渋谷の東京カルチャーカルチャーで開催されました。
「牛丼無限おかわり」の衝撃

”チョイ呑みブーム”の火付け役、「吉(よし)呑み」の開始1周年を記念したこのイベント。
会場では、実際に店頭に並ぶメニューを好きなだけ食べることができます!

店員さんが目の前で、アツアツの牛丼を無限によそってくれます。
並ぶ、食べる、並ぶ、食べる…… ああ、永遠に繰り返したい……

なんと、ビールをはじめドリンク類まで飲み放題。
今宵ばかりはお財布と相談する必要もありません。
なんだか夢みたいな光景……!

ふだんは「どうしようかなぁ」と迷ってしまうおつまみも試し放題。

「吉野家がビヤガーデンをひらいたら、こんな感じになるのかな?」といった光景です。

吉野家メニューを食べながらトリビアを披露

みんながホクホク顔で牛皿をほおばるなか、吉野家の門脇純孝専務・鵜澤武雄企画本部長・イベントプロデューサーのテリー植田さんによるトークライブがスタート。
まずは今回のイベントのテーマである「吉呑み」スタートのきっかけについて、門脇専務が語りました。

「まだ各地にコンビニも多くない30年ほど前から、店先で牛皿をつまみにビールを飲むお客さんというのは多くいたんです。近ごろ吉野家には2フロア形式の店舗が増えましたが、2階部分はランチ営業しか使っていなかった。このスペースを夜間も有効活用しよう、ということではじめたのが『吉呑み』なんです」
参加者のみなさんも、興味津々です。

吉野家で唯一包丁を使うメニューは〇〇〇
「みなさん、テーブルの上に置かれたトマトをご覧ください。これも吉呑みで提供しているメニューなのですが、実はある秘密があります。実はこれ、吉野家で唯一、店舗内で包丁をつかって調理するメニューなんです」

「これまで吉野家では、セントラルキッチンで一次加工した食材を店舗で最終調理してきました。なので、店舗で何か食材を調理するということがなかったのです。今回このトマトを提供することになって、はじめてお店の厨房に包丁が登場したんです」
なにげなく食べていたトマトに、そんなエピソードがあったとは……。
「つゆだく」という言葉を流行らせた有名芸能人とは……
さらに飛び出す吉野家トリビア。
メニューには記載されていないものの、店頭でオーダーできるオプションとして有名な存在となった「つゆだく(つゆ多め)」。
いつの間にか浸透していたイメージですが、その発端になった人物の名前も。
「歌手の華原朋美さんです。出演されたテレビ番組で『吉野家の牛丼をつゆだくにして食べるのが好き』と発言されたのがキッカケとなり、多くの方に知られることとなりました」
つゆだくブームの火付け役は華原朋美さん、というのが吉野家の公式見解なのですね。
メニューに載っていなくても、こんな注文もできるんだ!という「裏メニューブーム」の元にもなっていた気がします。うーん、聞けば聞くほど奥が深い。
店舗や地方で変わる丼の柄
そしてイベント中に出たクイズ。
写真に示された3タイプの丼、このなかで実際に吉野家で使用されている丼はどれでしょう?

正解は、全部。
じつは、吉野家の店頭で出される丼、店舗や地方によって柄が変わるんです。
写真Aの丼は、吉野家の記念すべき1号店、東京・築地市場内の店舗のもの。
写真Bの丼は、関東地方から北の店舗のもの。
そして写真Cの丼は、関東地方から南の店舗のものなんです。
これは知らなかった!
みなさんも吉野家へ行かれた際には、出てきた丼に注目してみると、新たな発見があるかもしれません。
専務みずからファンサービスも
イベントの合間には、専務や本部長がみずから席をまわり、お客さんと会話を楽しむ場面も。

「若いころからずっと吉野家ひと筋なんです!」
「こんな工夫をしてくれると、もっとお店に行きたくなる人が増えるかも!」
そんな”吉野家愛”に満ちたお客さんたちのメッセージを、目を細めて聞き入る姿がとても印象的でした。
次回はあるの?

吉野家好きにはいろいろとたまらないイベントだった、今回の「吉呑み酒場」。
チケットは発売開始から一瞬で売り切れ、という大盛況ぶりでしたが、次回こそは行きたい! という方も多かったのでは?
「今回のようなイベントは初めてでしたが、みなさまのお声もたくさんお聞きできましたので、また実施できるように頑張りたいと思います!」(広報担当者)
わーい! 2回目の開催も、楽しみにしています!
(天谷窓大)