日焼けした二の腕からめくれた皮がポロポロ…夏男の残念な身だしなみ

お盆も近くなると、私服で出かける機会も多くなっていきます。この頃毎年耳にするのが、夏の男性の“身だしなみ"についての女性の本音です。

ファッションセンスの有無からくる「ダサさ」とはちょっと違う、見苦しさを感じさせるような男性の身だしなみ。そもそもなぜ、女性よりも男性の方が指摘される機会が多いのでしょうか。


スーツがもたらす私服の悲劇


社会人になると、多くの男性が私服ではなくスーツや作業着を着用して仕事にあたります。オフィスカジュアルとして私服がOKだとしても、基本はチノパンにシャツにジャケットと、スタイルはそう変わらないでしょう。
日々のコーディネートが楽チンでいいなーと思うものの、その結果起きることが、オフの私服着用時の違和感です。

例えば、オフィスカジュアルやスーツは色味や形が限られています。つまり、毎日黒や白や紺など、ベーシックな色味の組み合わせに慣れ親しんでいる男性が、ある日カラフルなTシャツを手にしたり、自由にスニーカーやハーフパンツを選ぶシーンになったりしても、そうきっちりと選びきれないというわけです。

常にスーツや決まったオフィスカジュアルでまとめる男性よりも、私服と区別のつきにくいほどオフィスカジュアルのコーディネートの幅が広い女性の方が、身だしなみへの感度が高い傾向にあるといえるのではないでしょうか。

私服の違和感は、日本人男性の働き方や、生活スタイルと密接に関係している。それがわかったところで、肌の露出が多くなる夏に起きる、男の残念な身だしなみの落とし穴を考えていきます。


夏の残念身だしなみ1:出し慣れていない二の腕


1つ目に気になるのが、出し慣れていない二の腕の扱いです。
個人的に1番気になるのは、脂肪たっぷりのブヨブヨもち肌の二の腕なのに、タンクトップでバーンと見せつける人。タンクトップは筋肉美を持つ人の特権です(別に出しちゃダメってこともないですが)。
さらに二の腕を出し続けた結果、当然日焼けをすると思うのですが、多くの男性がUVケアをしないため、後日ポロポロと日焼けでめくれた皮を撒き散らしている姿にげんなりする女性も多いようです。

なにも完璧に筋トレしろとか、UVケアをせよというわけではありませんが、男の二の腕はアピールポイントの1つですから、大切に着飾ってみませんか。


夏の残念身だしなみ2:足の出し方に戸惑いを感じる


夏の男性の短パンには、そもそも賛否両論あります。ただ多くの文化系女子からすると、短パンからのぞくボーボーのすね毛は、刺激が強すぎるそうです。ヒアリングから集まる主な印象は「すね毛が受け付けない」という声と、「ウエーイ系に見えて、なんか苦手」なのだとか。
ちなみに短パンといっても、膝丈のものはOKだけど、膝上(むしろ太もも丈)の短パンはなんか無理!という声もあります。
長ズボンは暑いですが、短パンには賛否両論あるという視点を、忘れないでおいた方が良さそうです。


夏の残念身だしなみ3:暑いのになぜハンカチを持たない?


最後は“男の七不思議"の1つに加えたい疑問。男性の多くが、夏でもハンカチやタオルを持ち歩かないという件について。
夏の汗はとめどなく流れ出ますが、過去にヒアリングを行ったところ、多くの男性が季節に限らず、ハンカチやタオルを持ち歩かないと答えてくれました。そのかわり、汗はシートで拭き取る方が多いようですが、ではトイレでの手洗いはどうしているのでしょう。またシートで拭けないこめかみや顔まわりの汗は?

おしぼりで拭くと、もれなく「おっさんくさい」と言われかねません。女性の場合、最近はハンカチを持ち歩くよりも、タオルハンカチを持ち歩く人が増えているそうです。洗濯するだけで繰り返し使えて吸水性も高いことがメリットですが、男性もこの夏のお出かけには、まずはタオルハンカチから持参してみませんか?

女性が疑問に感じる夏の身だしなみについて、3つ考えをめぐらせました。
ダサいとはまたちがう男性の見た目において気になる点。どれも今すぐどうにかなる問題ですから、ぜひちょこっとの工夫で、男女どちらも爽やかに夏を過ごしましょう。
(おおしまりえ)
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