しかし、いざ出会いを求めようとしてみても、普段は会社と自宅の往復ばかりで新しい出会いなんて期待できない……。合コンに参加してみても、何を話していいのかわからない……。そんな方におススメな、新しい出会いの形「ホラコン」を体験してきました。

怖さで絆が深まる「ホラコン」とは?
ホラコンとは、「ホラー×謎解き×合コン」。つまり、ホラーを楽しみながら、謎解きをする合コンのことです。男女が協力しながら謎を解き、親密度をアップさせるというわけですね。
読後感の良いホラー! いったいどんなものなのでしょうか。ドキドキしながら、さっそく体験してきました!
いよいよホラコン体験!
イベント内容の詳細についてはネタバレとなってしまうため、ここでは控えさせていただきます。ストーリーの大枠と、どんなイベント体験だったのか、筆者の主観でレポートさせていただきます。

イベント当日は、湾岸廃墟ビル前に集合。当日は生暖かい風が吹き、いつ雨が降ってきてもおかしくないような天気。なぜか不安をあおられます……。
集合時間になると、スタッフさんがイベント会場まで案内してくれ、荷物を別室に置き、身軽になって謎解き会場へ向かいます。

謎解き会場はまさに廃墟。

ここでホラコンの簡単なストーリーをご紹介。
東京のとある廃墟ビル。ここには、自殺をした女性の霊がさまよっているとの噂が。その女性は、どうやら結婚式前夜に婚約者の浮気を知り、ショックで投身自殺をしたのだとか。未だに成仏できずにさまよう女性の霊を鎮めるため、参加者は力を合わせて謎を解き、このビルから脱出を図る……。
謎解きを始める前に、まずは女性の霊の声を聞くため、降霊の儀式を行います。みんなで手をつなぎ、暗闇の中目を閉じ数分じっとしているのですが、これがなかなか怖い!
降霊の儀式が済んだら、いよいよ謎解きスタートです。今回の参加者は男性10名女性5名の計15名。3つのグループに分かれて謎解きをしていきます。

それぞれに配られた問題をグループで協力しながら解き、女性霊を鎮めるために必要なアイテムを探します。問題は周りのメンバーと協力しながら解いていくため、謎解きが苦手な人も大丈夫。積極的に話ながら謎を解いていきましょう。
途中でメンバーの入れ替えが行われるので、全ての参加者と話す機会があります。実際に建物内でのアイテム探しをしたり、気づけば女性霊がそばにいることも!


アイテムを見つけて、女性霊を鎮められればイベントは終了となります。私たちも無事アイテムを見つけて、女性霊を鎮めることができました。
実際に「ホラコン」を体験してみて感じたこと
共通の目的があるため、話題に困ることはありません。一般的な合コンで何を話していいのか分からない、ちょっと緊張してしまって上手く話せない、そんな方にはぴったりなイベントのように感じました。
また、一般的な合コンでは、興味を持てる異性がいなければ、合コン終了まで苦痛な時間となってしまうこともありますが、ホラコンならホラーも謎解きも楽しめるので、そんな心配もありません。
ホラーが苦手という方でも楽しめる、怖すぎない内容になっていますので、その点も安心です。ちょっと怖がりな方がいるチームの方が、「キャー!!」「ワー!」と大声を出して楽しんでいるように見受けられました。
暗闇の中での時間はいつもより不安感をあおられます。
今回のホラコンは、ホラー×テクノロジーで新しい恐怖体験を作り出す「株式会社 闇」とイベントの企画運営を行う「株式会社いろもの」のコラボによって誕生しました。開催の経緯や、イベント開催にあたっての工夫などを主催者に伺いました。
――イベント開催の経緯を教えてください。
いろもの・山田さん「今回は、株式会社 闇 様よりお声がけいただき実現しました。当社のスタッフには怖がりが多く、ホラー系のイベントはこれまで企画がなかったのですが、数多くのホラーイベントを開催されている闇さまとのコラボであれば、お客様に楽しんでいただけるイベントができそうだ!という事でコラボすることとなりました」
――ホラーに強い「株式会社 闇」さんですが、これまでもホラーを使った合コンイベントの開催はあったのでしょうか。
闇・大原さん「今回が初めてです。元々、ホラーと恋愛の親和性は高いと思っており、合コンや婚活パーティーなどを企画したいという話は社内で出てはいたのですが、弊社はホラー×テクノロジーの会社なので、合コンのノウハウがありませんでした。ですので、今回いろものさんとご一緒出来る機会をいただき、大変良い経験となりました」
――怖さを出すためにどんなことを工夫しましたか?
闇・大原さん「実は、今回はあまりホラーレベルを高めには設定していません。 通常弊社の作り出すコンテンツは怖いものが多いのですが、あくまでも今回は合コンを成功させるための要素のひとつとしてホラーを使用したほうがいいといういろものさんのアドバイスもあり、怖いというよりも、むしろ読後感の良いものとなるように制作しました」
また今回は、イベント最後にみんなで記念写真を撮りました! そこからライン交換にもつながり、次回に繋がる出会いとなった方もいたようです。謎解きを楽しみつつ、素敵な出会いがあるかも!? そんな一石二鳥な合コン、ホラコンでした。
(おぜきめぐみ/イベニア)
写真提供:株式会社いろもの