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「睡眠時間は平均3~4時間」美容師の過酷な労働環境と価格競争

美容師の過酷さと、やりがい


「睡眠時間は平均3~4時間」美容師の過酷な労働環境と価格競争
画像はイメージ

東京都内の美容室に勤めるFさん(男性・26歳)は、「確かに過酷な部分もあるし、拘束時間は長いし、休みだってもっと欲しい。貯金もなかなか増えていきません。今年の春に入社した新人は一週間で辞めてしまいましたし、僕自身、他の仕事に憧れることがまったくないといえば、それは嘘になります」と語る。

一方で、美容師としてのやりがいは、もちろんあるという。
「仕事の中では、髪を切りながら仲良くなったお客さんが自分の名前を覚えてくれた時や、時には『好きな男の子が居て』とか『息子がこのところ思春期で』みたいな、心のなかに溜め込んだモヤモヤを吐き出してすっきりしてもらえた時。見た目ももちろん綺麗になって、来る前よりも良い気分にで帰ってもらえた時なんかは、美容師をしていて良かった、すてきな仕事だなと強く思います。それでも美容師という仕事ならではのやりがいや喜びといったものも、やっぱりありますから、自分はこれからも美容師を続けていきたいですね」

低価格競争よりもサービスの質で競い合いたい


美容師の高い離職率とは裏腹に、美容室の数は全国に約23万店舗と非常に多く、これはコンビニエンスストアの4万6千店舗の約5倍にものぼる。
店舗数が増えれば必然的に価格の面でも競争が起こるのはどの業界でも同じだ。しかし過度な価格競争は業界全体の収入を減少させ、結果的に自分たちの首を締めることにもつながる。
 
美容業界でも現在、インターネットのクーポンや低価格メニューなどが増え、消費者としてはありがたく感じる部分も確かにあるのだが、関西の美容室に勤めるTさん(男性・28歳)さんは、そんな現在の美容業界における価格競争の在り方に対して警鐘を鳴らす。

「このところの低価格メニューの提供や商品の安売りは行き過ぎているように感じます。美容室の数が多ければ競争は激しくなり、競争相手が増えれば他店との差別化を考えていかなければいけない。ここまでは分かります。けれどその差別化を低価格競争という形ばかりでやるべきではありません。それよりも身につけた技術の高さであったり、接客の魅力、お客様にどれだけ価値ある体験をしていただけるかという点で競い合うことを私は望みます」

(辺川 銀)
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