10月10日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)で、マツコ・デラックスさんが“インスタ映え”ブームを批判。切れ味鋭いマツコさんの苦言がTwitterで話題となっている。
マツコが“インスタ映えブーム”を一喝
同日の放送では、「スイーツバイキングの世界」というテーマで、孤独のスイーツファイター・桜井正人さんが登場。おススメのスイーツバイキングや料金の元をとる裏ワザなどを紹介したのだが、桜井さんは最後に言いたいこととして「残す人たちのせいで価格が上昇している」と発言した。
桜井さんいわく、最近ではインスタグラム用に大量に並べたケーキを食べきれず残す人が増加しているのだそう。桜井さんの見る限り「結構多い」らしく、大量に残されることでバイキングの値段が上昇。実際に桜井さんが通っているあるバイキングでは、通い始めた頃は3,500円だった価格が今年から4,500円に値上がりしている。
マツコさんは心底不快そうな表情をしながら、“インスタ映えブーム”に対して「そろそろ世間が制裁を加えるべき」とコメント。食べ物を粗末にしていることに触れ、「かわいいインスタあげてもお前はブスなんだからな!!」「地に足つけて生きろ!」と一喝した。
このマツコさんの意見にネット上では「マツコがはっきり言ってくれてほんとスッキリした~~!」「ほんとこれ! 写真撮るためだけに食べ物粗末にするとか意味わかんない」「マツコの言う“ブス”はどう考えても心がブスってことだよな。インスタみたいに外側飾り付けても心がブスならブスだぞって意味だと受け取った」と同意の声が続出。
インスタ映えを批判するキャラクターまで登場!?
他にも、タレントのふかわりょうさんは今年8月、東京新聞に掲載されたコラムで“インスタ映え”を求めて行動する人々に言及。インスタ映えを求める理由は“不安の裏返し”だと語り、「彼女たちは、インスタ映えする棺桶を選ぶのでしょうか」と疑問を呈した。
Twitter上では、“インスタ映え”を皮肉ったキャラクターも登場している。アーティストのアストロ温泉さんは、インスタグラムのアイコン部分が目になった緑色の「ハエ」、「インスタバエ」を考案。「インスタバエ」は、「ハエ目インスタバエ科の昆虫。10~20代女性に寄生し、多くの感染症を媒介する衛生害虫として近年深刻な問題になっている。話題のスイーツやスタバの新作を好む」という設定で、同キャラクターを投稿したツイートはリツイート数約3万、「いいね」約4万となっている。
インスタバエは、ハエ目インスタバエ科の昆虫。10~20代女性に寄生し、多くの感染症を媒介する衛生害虫として近年深刻な問題になっている。話題のスイーツやスタバの新作を好む。 pic.twitter.com/NeAbhqaU8E
— アストロ温泉 (@ASTROONSEN) 2017年8月17日