「Amazon Echo」がヤフオクやメルカリで転売 “招待制”に待ちきれないユーザーも
「Amazon.co.jp」公式サイトより。

11月8日に日本で発売された「Amazon Echo」シリーズが、オークションサイトに多数出品されて話題になっている。

高機能なスマートスピーカーがなぜオークションサイトに?


「Amazon Echo」シリーズとは、音声だけでリモート操作できるスマートスピーカー。「Amazon Echo」をはじめ、コンパクトモデルの「Amazon Echo Dot」、スマートホームハブを内蔵した「Amazon Echo Plus」の3つがリリースされた。
いずれもクラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」に対応しており、ユーザーが話せば話すほど語彙が増えていく。

使い方は「アレクサ」と話しかけるだけ。例えば「アレクサ、音楽かけて」といった言葉で頼むと、音楽を再生してくれる。また“スキル”と名付けられた各種機能も充実。スキルはパートナー企業の提供で順次追加されていくようで、11月8日の時点で「ピカチュウトーク(ポケモン)」や「ニホンアマガエルの合唱(エキサイト)」など265個ものスキルが揃っている。

かなり高機能なスマートスピーカーだが、オークションサイトへ数多く転売されてしまうことに。11月20日の時点では、「ヤフオク!」で24件、「メルカリ」で130件もの「Amazon Echo」シリーズが出品されている。中には定価17,980円の「Amazon Echo plus」に、88,000円もの金額を入札する人も。

しかしSNSなどでは、転売の流れに納得する人が続出。「まあ“招待制”ってスタイルで販売しているんだからそうなるよな」「“招待制”の販売で需要過多だし、そりゃ転売屋も動くでしょ」との声が上がっており、“招待制”という販売形式が転売の要因だと考えられている。

“招待制”っていったい何?


「Amazon Echo」の購入方法は若干特殊であり、まずはAmazonアカウントにサインインして“招待”をリクエスト。後日“招待メール”を受け取る事で、初めて購入できる。
しかし“招待メール”が届くには若干時間がかかるようで、SNSなどには「招待メールこねええええ!」「早く招待してくれ… 待ちきれない」「招待メールが一向にこない。Amazonさんに嫌われてるのかな?」と嘆く声が続出。購入までのハードルの高さが、転売を生んでいると指摘されている。

一方で「Amazonアカウントで招待されるってことは紐づけされているだろうに、どうやって転売してるんだ?」「“招待制”はむしろ転売屋対策になりそうだと思ったけど、やっぱりどこかに抜け道があるんだろうな」「Amazonは転売しそうな人とかを購入履歴とかから選別したりしてないのだろうか」という声も出ている。
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