GACKTだけじゃない!『芸能人格付けチェック』の名場面を振り返る
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2018年の元日も放送される『芸能人格付けチェック』(ABC・テレビ朝日系)。毎年、ダウンタウン浜田雅功の声が高らかに響き渡り、さまざまな出演者が料理・ワイン・演奏楽器などの「高級品」と「安物」を見分けるべく悪戦苦闘している光景は、今や1月1日夜の風物詩化していると言っても過言ではありません。

さて、この格付けチェック。2005年にお正月特番として放送されるようになってからというもの、現在に至るまで数多くのタレントがチャレンジし、時には番組史に残るような名場面もたくさん生まれてきました。今回はその中でも、特に印象的なシーンをピックアップし、紹介していきたいと思います。


2005~2006年 叶姉妹が2年連続でパーフェクトを達成


他の芸能人がAとBの二者択一に苦しむなか、叶姉妹は事もなげに2年連続パーフェクトを達成。
さすがはセレブ姉妹。確かな審美眼を持っていると称賛の声が上がったものの、そのでき過ぎた結果により、一部視聴者からは「実はヤラセなのでは?」と嫌疑をかけられたりもしました。


2010年 つんく♂ VS. 総額37億円の楽器


格付けチェックの恒例問題「音感」に、つんく♂がチャレンジ。
バイオリン・ビオラ・チェロの三重奏を2パターン聴き、どちらが総額30万円で、どちらが総額37億円なのかを判断するという課題でした。
GACKTが「絶対間違えない。もし間違えたら僕、彼のこと、モーニングおっさん。って呼ぶもん」とまで断言していたから、なるほど、やはり一流ミュージシャンともなると耳の構造が違うんだなと思いきや、意外とつんく♂は熟慮。苦悩の表情を浮かべながら最後の最後まで迷い、なんとか正解を選択。浜田が部屋へ入ってきたときには安堵の表情を浮かべていました。


2012年 清原和博 GACKTが入ってきて雄叫びを上げる


その途切れることない連続正解記録から「入室した時点で正解確定」的扱いを受けている格付けの申し子・GACKT。
この年の最終問題「最高級牛肉」を当てる問題で、一人だけみんなと違う部屋へと入室してしまった清原は、終始不安顔。
しかし、最後の一人「お肉博士」を自称するGACKTが自分の部屋へ入ってきたときには「うええええええーい!!!」と現役さながらの雄叫びを上げたのでした。もちろん、清原とGACKTは正解。こんな無邪気なおじさんが、よもや数年後、あんなことになるなんて……。


2013年 石田純一 史上初の全問終了前で「映す価値なし」に


格付けチェックの常連・石田純一。
ワインチェックの際に、「洞窟の味」「これはへたっているようで非常に若草」「ストレンジ・コンディションがね…」などとキザったらしい言い回しでテイスティングした挙句、高確率で不正解するという一連の流れは、もはや一種の様式美さえ感じさせます。
この年は、娘のすみれと一緒に参戦したものの、史上初となる全問終了前で最底辺のランク「映す価値なし」が確定。すみれ共々、番組途中でCGによって透明化処理をかけられてしまいました。


2015年 高嶋政伸が絶叫ダイブ


ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』の宣伝もかねて出演した、沢村一樹と高嶋政伸のペア。
演出チェックの問題において、映画『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』の監督・北村龍平が手掛けたAの映像と、映画撮りたい願望のある素人・平成ノブシコブシ吉村崇が撮影したBの映像を見比べた結果、高嶋は迷わずBを選択。Aを選んだ沢村に対して「映画はやっぱり遠近法なんですよ」と力説。「でもこれ…」と反論しようとする沢村の言葉を遮り、「Aはね、キレイすぎたの全部!」と全否定。まったく譲る気配がなかったため、沢村もしぶしぶ高嶋の意見に合わせます。が、もちろん沢村&高嶋以外全員「A」を選択。そして、不正解が分かった瞬間、「アーーーッゥオオーーーッ!!」と雄叫びを上げ、豪快にダイブ!教科書レベルの美しすぎるフリ⇒オチの流れが、茶の間の初笑いを根こそぎかっさらっていったのは言うまでもありません。



2016年 連勝記録の途絶えたGACKT。泣く。


ついに「伝説」が終わった瞬間でした。2009年の初出場からあまりにも連勝記録を伸ばし過ぎたため、近年「一緒に組んでくれる人がいない」とこぼしていたGACKTは、この年、ジャニタレの北山宏光&中山優馬と共に出場。例年通り順調に勝ち星を重ねていたものの、4問目の吹奏楽で、解答をゆだねられた北山と中山がまさかのチョンボ。チームとしての連勝が39でストップしてしまったのです。
茫然自失とするかつての無敗の王。これまで定位置だった「一流芸能人」から「普通の芸能人」に格下げされて、「ヤバい…。涙が出てきた」と一言。このアツさこそが、格付けチェックにおけるGACKTの魅力といえるでしょう。ちなみに、その後も個人の連勝記録は引き続き伸ばしており、現在「51」にまで達しているのだとか。

今年は、X JAPANのYOSHIKIも参戦し、タッグを組むのはあのGACKTだといいます。
YOSHIKIが思わぬところでミスをして、それに怒ったGACKTと掴み合いのバトルに発展……。そんな最高すぎるシーンが観られないかなどと期待しながら、放送を待ちましょう。
(こじへい)
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