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大槻ケンヂ『サブカルで食う』役に立たない、でもプライドは保てる。2018年も、サブカルは計画的に

「自分が落ち込んでいる時、そうでない時でも、闇の世界、負の世界を見ることによって超越感を得ようとすることがありますけど、それはあまりよくありません」
大槻ケンヂは、文庫化された『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』で書いている。
大槻ケンヂ『サブカルで食う』役に立たない、でもプライドは保てる。2018年も、サブカルは計画的に
『サブカルで食う』は、就職しないで生きていくためのテクニックと心構え、心の守り方を、大槻ケンヂが経験則から書いた本。わりとシビアです。

いやいやオーケン、ぼくぁあなたが歌った、アンテナ売りが屋根から落ちて脳髄ぶちまける歌にシビレてサブカルゾーンに飛び込んだんだよ、丸くなりすぎでしょ……と若い頃なら言ったかもしれないけれども、中年の今はしみじみよくわかる。
犯罪、自傷、オカルト、性、ドラッグなどの闇話。とてもドロップアウト少年少女には魅力的だし、そここそがサブカル、みたいな捉えられ方は世の中一般にある。
暗闇部分には、人と異なる伸びしろがあるように見えるからだ、と大槻ケンヂは言う。

大槻ケンヂは、サブカル(「サブカルチャー」ではない、もっとゆるい趣味的で曖昧なもの)な人生を送ってきた人間。
海外でマジックマッシュルームが入ったオムレツを食べて強烈なバッドトリップを体験して以来、飛行機に一切乗れなくなるという後遺症が残り、重度の鬱に苦しめられたことがある。
鬱中はUFOにハマりこんだものの、あんまりにも浸かりすぎて医者から「禁UFO」礼を出されている。その時の苦しみの様子は、不安神経症に襲われている真っ最中だった時期に書いた『オーケンののほほん日記』で読むことができる。

「踏み込まなかった自分をヘタレだと思う必要は全然ないですよ。サブカルなんだから、そういうのを一度経験しておかなきゃいけないなんてことは絶対にないです」

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「大槻ケンヂ『サブカルで食う』役に立たない、でもプライドは保てる。2018年も、サブカルは計画的に」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    俺も似たような商売で何とか食ってるけど、何者にもなれないまま40歳になっちまったら、あっという間に50、60で貯金ゼロなんてことになる。この道を目指すなら止めないが、重篤な貧乏だけは覚悟しとけよ。

    1
  • 匿名さん 通報

    アニメやアニオタを心底バカにしていたくせに、アニソンでオタク食う人生。つらかろう?

    0
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