LINE PayカードのFPがお勧めする使い方 ポイント還元率と手数料を解説

「LINE Payカード」を知っているだろうか。あのLINEが発行しているプリペイドカードだ。
今、一番お得かつお勧めしたいと思えるカードで、なかなかよくできている。
利用金額の2%という高還元率でポイントが還元され、そのポイントを再びLINE Payカード残高に交換し、買い物することができるのだ。例えば1万円の買い物をしたら、200ポイントが付き、交換の手続きをすると残高が200円増えるという仕組みだ。これだけの高還元率のカードは、今はクレジットカード会社でも見かけなくなり、LINE Payカードだけといっても過言ではないだろう。もちろん年会費も不要だ。
※本記事は2018年1月26日時点の情報をもとに製作されています。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

銀行口座から即時チャージ 利用通知も一瞬


Suicaのようにチャージをしてから使うが、かざして支払いが済むような電子決済はできない。国際ブランドのJCBと提携しているので、クレジットカードと同様にネットショッピングでも当たり前に利用できる。チャージは、コンビニで行う方法もあるが、銀行口座を登録すると、そこから即時チャージできる。電子マネーとは異なり、クレジットとも少し違うと感じる新しい使い勝手の存在だ。
LINE PayカードのFPがお勧めする使い方 ポイント還元率と手数料を解説

利用した時にも便利さと安心を感じる工夫がある。チャージや買い物をすると、LINEトークで「○○円のご利用(チャージ)がありました」と即座に連絡が来るのだ。
例えば百貨店などで買い物をし、支払い時にカードが手元を離れたとしても、決裁した瞬間に連絡が来るので、不正利用など余分な不安を持たなくてもよいのだ。利用履歴もLINEアプリからすぐに確認できる。あちこち確認しなくとも、大半のことをアプリ内で済ませることができるという手間の少なさも魅力だ。
LINE PayカードのFPがお勧めする使い方 ポイント還元率と手数料を解説
チャージをすると即座に通知が来る

残高の上限は1000万円までで、利用上限は1日100万円(本人確認が済んでいる場合)。高額商品の購入予定があるなら、ポイント還元を目的にこのカードを利用するとよいだろう。ただし、チャージ上限の日額は10万円。毎日コツコツとチャージすることが必要だ。


LINE Payカードの良い点と悪い点


LINE Payカードの良いところをまとめると、
・年会費は初年度もそれ以降も無料
・買い物をすると2%のポイント還元がある
・ポイントはカード残高に交換できる
・利用時は即座にトークでお知らせが来る
・ネットショッピングでも使える
・入金、利用履歴、残高など、アプリ内ですぐに確認できる

そのほか、
・外貨両替もできる(LINE Payにチャージしているお金を外貨へ両替。事前申し込みが必要)
・家計簿アプリとも連携できる(MoneyForward、Zaim)
・ポイントはつかないが、コード決済もできる
・アカウントが発行できれば、子どもでも所有、利用できる
・Apple PayのSuicaへのチャージもできる
・銀行口座を知らなくても、LINEの友達であれば手数料無料で送金できる
・LINE Pay上で割り勘ができる

ただ、不便を感じる場面もある。JCBが使えない店舗は致し方がないが、
・Suica(カード式)などへのチャージに使えない
・Apple PayにLINE Payカード自体を登録できない
・出金する場合に手数料(税別200円)がかかる
など思い通りに使えない場面にでくわすこともある

しかしながら、やはり高還元率と、通知の速さはどこにも負けないので、やはり迷わず使ってしまうのがLINE Payカードである。


日常生活に組み込めば管理もしやすい


日常生活での決済に利用していくと、効率よくポイントがたまりやすい。定期代のような固定費がかかる人は、支払いをLINEPayカードに変えるだけで、定期代の2%が毎回還元されていく。
また、使いすぎ防止のために予算を設けたい場合、例えば食費に1週間の予算を設けて管理していきたいなどという場合も、チャージを予算額だけにするとよいのだから、管理がしやすい。


非常に利用する場面が多く、お得なカードで、どんどんキャッシュレス化する日本の決済事情の先端を行くカードであるといえる。

知恵の働く人は、ポイントカードの合わせ技で、俗にいう“二重取り”をしている人もいる。上には上がいるので、最強のカード使いをしたいならある程度情報収集をしていく必要があるだろうが、このカード単体でも十分に恩恵を受けられるので、いろいろ知るのは面倒くさい、という人も積極的に使ってほしい。申し込みはLINEアプリからできる。
(横山光昭)

※2018年1月26日時点の情報
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