安室奈美恵ラストツアーの超厳重な本人確認「出入国並み」「マスクも外して写真と見比べ」
安室奈美恵 公式サイトより。

安室奈美恵さんのラストツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」が2月17日にスタート。注目度が高いだけに当初はチケットの転売が心配されていたが、同ツアーでは来場者全員に入念な本人確認が行われたと話題になっている。


安室奈美恵ラストツアーの厳重な転売対策


チケット販売サービス「ticket board」の特設サイトによると、まずチケットの申し込みには安室奈美恵さんのファンクラブ「fan Space」と、「ticket board」の会員であることが必要。また2枚以上のチケットを購入する際は事前に同行者を指定しなくてはならず、同行者も「ticket board」への会員登録が必須となる。

さらにツアー当日には、予め指定していた身分証での本人確認を実施。身分証として使用できるのは「運転免許証」「パスポート」「顔写真付きマイナンバーカード(通知カードは不可)」「住民基本台帳カード(顔写真付き)」「外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書」「障がい者手帳」「クレジットカード(顔写真付き)」のいずれか1点。さらに18歳以下で上記の身分証を揃えられない場合は、「健康保険証」「学生証」「戸籍謄本」「住民票の写し」の中から2点を用意しなくてはならない。

Twitterでは「免許証の裏書までちゃんと確認してたし!!出入国並みの本人確認でした」「 写真付きの身分証明証とQRコードチケットを提示、二ヶ所でチェックがありました。マスクも外して写真と顔をがっつり見比べられます」と報告があがっている。

さらにツアー前日には「明日ライブなのに今になってチケットが届いた!」と、ギリギリでチケットが配布されたことを報告する人が続出。そのため、「ライブギリギリにチケットを配布することも転売対策なのかな?」などともささやかれていた。

2重3重にも張り巡らされた転売対策に、SNSなどでは「転売チケット撲滅を徹底してて好感持てる! 他のライブにもこの動きが広まって欲しい!」と賛同する声が続出。また「会場で並んでたけど、実際に入れない人もちらほらいた」といった声も寄せられている。

続々と登場する転売対策


業者による買い占めなどが行われファンにチケットが行きわたらず、以前から問題視されていた転売目的のチケット購入。当然安室さんのラストツアー以外でも、様々な対策が取られている。
例えば大手チケット販売サイト「チケットぴあ」は、「多重申し込みの防止」や「チケットの発券を遅らせる」など様々な措置で転売を防止。さらに2次流通サービスとして、購入した未発券チケットを定価で再販売するサービス「定価リセール」も導入された。

また昨年5月には、音楽業界の4団体が共同で運営する公式チケットトレードリセールサイト「チケトレ」が登場。転売撲滅に向けて様々な動きがみられるが、一方で「転売対策は基本イタチごっこ」との指摘もされている。

編集部おすすめ