三浦大知と満島ひかりも 元Folder(フォルダー)メンバーの今を調べてみた
画像出典:Amazon.co.jp「パラシューター

2月15日、歌手の三浦大知さんが東京・日本武道館でデビュー20周年の全国ツアー最終公演を行いました。この日、最大のサプライズとなったのが、満島ひかりさんの登場。
「大知の7歳からのファン代表、満島ひかりと申します!」と挨拶し、Folder(フォルダー)時代の楽曲『NOW AND FOREVER』をしっとりとデュエットで披露。歌い終えると、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。幼少期からの盟友同士がそれぞれの道で大成した後に、18年ぶりの共演を果たしたこの一幕。ファンならずともロマンを感じ、胸が熱くなるというものです。

さて、三浦さんと満島さんは芸能界の第一線で活躍を続けていますが、他の合計7人いるFolderメンバーは、いったいどこで何をしているのでしょうか? 紹介していく前に、まずはFolderについて振り返っていきたいと思います。


3年余りで自然消滅したFolder


Folderは、沖縄アクターズスクール出身の少年少女7人で結成されたダンス&ボーカルグループ。1997年8月にシングル『パラシューター』でデビュー。
小中学生で構成されたユニットという特性を活かし、子供向け番組『ポンキッキーズ』(フジテレビ系)に出演したりして活躍していました。
同グループ最大の魅力は、当時まだ9歳だった三浦さんのボーカル。ジャクソン5のマイケル・ジャクソン、フィンガー5の四男・玉元晃さんのようなハイトーンのボーイソプラノを活かしたパワフルかつ伸びのある歌声により、Forderのパフォーマンスにおける絶対的支柱として君臨していたものです。しかし、彼の変声期に伴い、グループは自然消滅。その後、Folderの女子だけで結成された『Folder5』も、2002年以降は開店休業状態に。終焉宣言も解散コンサートもなく、突如、運営母体が機能不全に陥ったため、メンバーはそれぞれの道を歩んでいったというわけです。



長い下積みを経て、ブレイクした満島ひかりと三浦大知


7人の中でもっとも突出した成功を収めているのが、満島ひかりさんです。彼女が女優の道へ進むきっかけになったのが、子役として出演した1997年12月公開の映画『モスラ2 海底の大決戦』。先述の三浦さんと2人で歌ったFolderの楽曲『NOW AND FOREVER』が同作の主題歌であり、この出演を機に演技に目覚め、今では日本アカデミー賞の常連女優にまで上り詰めたことを考えると、武道館での例の一幕は、何とも感慨深いものがあるというものです。
そのデュオの相手・三浦大知さんも負けてはいません。2000年の活動休止後は、ボイストレーニング、ダンスレッスン、ギター・ピアノの練習に5年間の歳月を費やします。充電期間を経て、2005年にソロアーティストとして再デビューして以降は地道な活動を続け、そして、2017年。シングル『EXCITE』で初のオリコン1位を達成し、同年の紅白歌合戦にも出場するなど、飛躍の年を迎えるに至ったのです。



ビビる大木と“逆プロポーズ”で結婚したAKINA


Folderのメンバーも今や全員アラサ―で、7人中5人が女性。結婚したメンバーもいます。Folder時代のセンターAKINAこと、現・大木明那さんがその一人。しばらくは歌やバラエティ、演技をこなすマルチタレントとして活動し、2012年7月にビビる大木さんとの熱愛が発覚。翌2013年4月にAKINAさんからの“逆プロポーズ”でゴールインし、2015年8月には第一子が誕生しています。なお、今では表舞台からは距離を置き、アイドルの振付師として裏方に回っているのだとか。また、最年長メンバーの一人だったARISAこと仲間愛里紗さんもソロアーティストとして地道に活動した後、2009年9月、やはり結婚を機に引退しています。



故郷・沖縄に帰ったメンバー・消息不明のメンバーも…


中にはFolder全員の故郷・沖縄に戻るという選択をしたメンバーも。NATSUこと阿嘉奈津さんは、一般の仕事に就き、MOEこと石原萌さんは琉球放送を中心にレポーターなどをつとめる地域密着型タレントとして活躍後、今は再び東京に住んでいるようです。Twitterをのぞいてみましたが、何の活動をしているのかは不明。最後に紹介する、三浦さん以外で唯一の男性メンバー・JOEこと仲間丈さんは、残念ながら消息がつかめませんでした。2000年のFolder自然消滅以降は、まったく公の場に姿を見せていません。

以上のように、7人が7通りの人生を歩んでいるFolder。
満島ひかりさんと三浦大知さんが共演を果たしたことですし、久しぶりに全員集合してもらいたいものです。
(こじへい)