チャレンジャーが5人のモンスターを倒せば賞金100万円獲得の即興のラップバトル。
即興で、韻を踏みながら、言葉とリズムを相手にぶつける8小節2ターンの勝負だ。
3本勝負、2本先取で勝利。
ただし、判定が全員一致するとクリティカルとなり即勝利確定である。
チャレンジャーは、HIBIKI(→twitter)。
裂固をクリティカルで倒した。
次に迎え撃つモンスターは呂布カルマ(→twitter)。
先攻をとるHIBIKI.
呂布のまわりをぐるぐる周りながら、
「何回でも言葉を吐き出す お前はこれができるかな?
独学で磨いてきた831勢岡山これが俺のレペゼンだ」
とぐいぐい早口にドライブさせて会場を盛り上げる。
呂布カルマは、いつもの不敵なトーンを崩さず。
「教えといてやるHIBIKIくん
いつだってそう弱ぇ方が強ぇ奴の周りを回る」
HIBIKI、2ターン目も動き出すがぐるぐるまわるのはやめる。
「トカゲトカゲ」「moneymoney」「晴れ晴れ」「One hundred hundred」
でリズミカルに脚韻を踏みながら盛り上げる。
HIBIKIの熱とスピードに水をさすように呂布カルマは冷静。
「お前Beatに乗ってるんじゃなくて踊らされてるだけ
本当に言いたかったこと言えてるのかね」
第1ラウンドは、2対3でチャレンジャーHIBIKIの勝利。

第2ラウンドもHIBIKI先攻をとる。
呂布カルマの冷静力と不敵さがぐいぐい増してくる。
「言う事ねぇ
若いやつが陥りがちな穴にはまってる」
と言い放ち、
「俺に「バイブスが足りねぇ」って言ったはずが
俺に「バイブスじゃ敵わねぇ」とか言ってみたり」
とHIBIKIの矛盾を的確に指摘。
第3ラウンド、HIBIKI先攻。
「Super Saiyan 今から潰すよ」
超サイヤ人「Super Saiyan」と「ちょこざいな」で韻を踏む。熱い。
に対して、呂布カルマ
「Super Saiyanかな? こいつむっちゃダサいやん なんで3本目かな」
と一貫して弱みをつくスタイル。
「お前が見てるのはT-PABLOWの背中 それだけの世代だ」と指摘。
受けてHIBIKIは「ドラゴンボールは一切つかわないスタイル」と「Super Saiyan」ではじめたのに言ってしまう。
第2、第3ラウンドともに呂布カルマがとる。
ビートアプローチも多彩で、確実に韻も踏んで、熱もあるHIBIKI、残念ながら敗退。
次なるチャレンジャーはBATTLE手裏剣(→twitter)。
「公園とか座ってたら猫とかめっちゃ人が寄ってくる」ほど人が良いと印象を語られた崇勲がモンスターとして迎え撃つ。
崇勲「公園で猫が寄ってきても無視 猫アレルギー」と会場を沸かす。
その後も、食ったもので韻を踏みつつピースフルなバトル。
第2ラウンドは、
「聞き取れないなら対話にならない
対話にならなきゃバトルにならない
バトルにならなきゃここに出る意味がない
だから貸しなさいそのマイクgive me the mic」
と崇勲が畳み掛けた。
2本とも崇勲がとって、モンスターの勝利。
Liveは、3月末に2ndアルバム「Live in a dream!!」をリリースしたTKda黒ぶち(→twitter)。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ)