「メーカーSE→実は常駐委託」女をガッカリさせる、自分を過剰演出する男

婚活や恋愛をしていると、誰でも言いたくないことや隠しておきたいことは出てくるものです。言わないですむならそれで良くても、中には後出しすることで女性をがっかりさせたり、「嘘つかれた」と思われたりするシーンもあります。

では実際どんなことが相手にとって引っかかるのか。「ありのままの自分で勝負する」には、どうしたらいいのか、考えていきます。


職業をぼやかすのは嘘になるのか?


男女が出会うと、最初に話題として出るのが「仕事は何をしているか」です。「営業」とか「事務」とかざくっと言ってしまって問題ない場合もありますが、中には先に言っておかないと、「思ってたのと違う」と思われることもあります。
ある婚活女性が出会った男性は、職業について問われた際「メーカーのSEです」と言い切り、それ以外を語らなかったそうです。最初は「そうなんだ」と彼女も流していたそうですが、よくよく話を聞くと、男性の仕事はメーカーに常駐している委託社員であることに気づき、「それってメーカーのSEって言わないよなあ」と、彼女はモヤモヤしたといいます。

肩書で人を判断すべきではない。

よく言われることですが、しかし現実問題として、これから関係を築く相手は、できるだけ真っ当に安定して働いている男性を選びたい。これは多くの女性が望むことです。
そう考えると、最初の段階で仕事や立場をぼやかしてしまうのは自分の首を締めることになると同時に、バレたタイミングで「この人は都合の悪いことは伝えない人なんだ」というマイナスの印象を与えてしまいます。

職業を無理してぼやかさないと仲良くなれない女性なら、それは最初から縁がなかったというもの。
とりあえず良い印象を持ってもらおうと頑張ることは否定しませんが、無理をすると結局ボロが出て終わってしまうものなのです。


「勉強中」や「準備中」はどこから使ってよいのか?


結婚適齢期にさしかかった男性は、仕事の頑張りや将来性をアピールするために「現在資格取得の勉強中」とか「近いうちに起業したいので、準備中」と付け加える人がいます。
上昇志向のある男性は魅力的ですが、「今年から勉強しました」とか「いつか起業できたらいいかな」くらいのノリで書いた人も多々見かけます。

起業に関しては歓迎する女性とそうでない場合があるので一概に判断できませんが、資格取得の話をアピールポイントとして付け足す場合、概ね本気度がすぐにバレ、そして本気でなかった場合、「この人は過剰演出するタイプか」と女性をがっかりさせる要素につながります。

過去見かけた例でいうと
・税理士を目指しています→今年簿記の試験にチャレンジしただけ
・英語の勉強中→先日ためしにTOEICを受けただけ
・起業準備中→セミナーに参加しただけ

などなど。
もちろん今後の未来で本気スイッチが入る場合もあるのですが、今現在ある程度熱量高く取り組んでいないのであれば、女性に無駄な勘違いを抱かせるだけなので、やっぱりわざわざ演出する必要はないのかもしれません。


出会いの場を選ぶことで「ありのまま」で勝負ができる


くり返しますが、学歴や肩書、年収や持ち物などで人を判断してはいけない。それでも人は“そこ”を自然に注目し、無意識のうちに判断します。
だからこそ仕事をぼやかしたり、自分をよく見せようと演出したりするのも理解できます。
でも、長い目でみると自分を苦しめるだけでなく、隠したことによる“後出し損”を被りかねません。
「ありのままで勝負」は100%難しくても、生きていく上では恥ずかしいと思うことを1つずつ減らしていくか、それを出さなくても人と関われる場所を探した方が、楽だったりします。
職業や年齢にネックを感じているなら、趣味のサークルなどで人と交流を始めればいいのです。結婚願望が薄いけど彼女が欲しい。こういう人は、マッチングアプリを使っているとミスマッチが起きがちです。だったら合コンに行きましょう。

最近は、気軽に人と出会いたい=マッチングアプリをやるという流れが増えていますが、マッチングアプリは顔や肩書が嫌でも目につくので、自己演出が上手い人が有利になる場所です。
マッチングアプリは忙しい現代人には便利なサービスですが、目の前の楽なツールに頼る前に、一度自分の良さが1番出せる場所やプラットフォームはどこなのか考え、恋愛は探し始めてみましょう。
(おおしまりえ)