「妻」と「嫁」の理想と現実 配偶者からの呼ばれ方

インテージリサーチは11月10日、夫婦の呼び方に関するネット調査の結果を発表した。配偶者からの実際の呼ばれ方と、希望する呼ばれ方にギャップがあることが明らかになった。


既婚女性に「親しい人の前で配偶者が自身のことを何と呼ぶか」を聞いたところ「嫁」がトップで23.0%、「奥さん」が15.7%で続いた。「どのように呼んでほしいか」では「妻」が最も多く23.0%、「奥さん」が17.9%、「嫁」が12.1%という結果に。既婚男性では希望する呼ばれ方、実際の呼ばれ方ともに「主人」がトップだった。

年代別でみると、配偶者の呼び方は男性で50歳代まで「嫁」がトップだった。一方50代から「家内」の割合が高まり60歳代では31.3%と最も多かった。女性は40歳代までは「旦那」がトップだが、50代からは「主人」が最も多く、60代では49.6%と約半数を占めた。

夫婦の呼び方に関する意識を尋ねたところ、「特にこだわりはないし、こだわりを持つ人に違和感がある」はすべての性年代で最も多かった。女性よりも男性のほうが多く、年代が上がるにつれこの傾向は強くなっている。一方女性は「気になる人が多いのであれば改めていくほうが良いと思う」と拮抗している。
男性20歳代はほかの年代に比べ、「昔ながらの呼び方・呼ばれ方に違和感がある」の割合が最も高かった。

調査は3月30~31日に実施。同社の登録モニター20~69歳の男女1万人から回答を得た。
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