
高須クリニックの高須克弥院長がTwitterで、まとめサイトに転載された「朝日新聞に若者が怒りの投稿『若者の〇〇離れとは全て若者からお金を奪ったせいだ。年寄りは反省しろ』」という記事を引用し、その中で取り上げられている朝日新聞の投書に苦言を呈した。
投書は福岡県在住の大学生によるもので「若者の○○離れ」という言葉に疑問を投げかける内容。「『車が欲しい!』『旅行に行きたい!』と思う若者も多くいる。だが、若者に回るお金は少なく、車や旅行が高嶺の花になっていく」などと綴られていた。さらに「今なお、右肩上がりに成長した時代の感覚で物事を考えている人から『最近の若者は夢がない。欲がない』と言われるのはうんざりだ」と訴え、昨今の現状を「お金の若者離れ」と称している。
この意見を高須院長は、「甘ったれるな若者! 年寄りは君たちくらいの年齢のときはモーレツに働いたんだよ。働きながら君たちを育てたのだ。君たちの全ての原資は年寄りになった我々からのプレゼントだ。君たちに与えることはあっても奪ったことはない。ハングリーになれ。向上を目指せ。目覚めて働け若者」と一蹴した。同ツイートのリプライ欄は賛否の声で埋め尽くされた。
甘ったれるな若者
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年5月7日
年寄りは君たちくらいの年齢のときはモーレツに働いたんだよ。働きながら君たちを育てたのだ。
君たちの全ての原資は年寄りになった我々からのプレゼントだ。君たちに与えることはあっても奪ったことはない。ハングリーになれ。向上を目指せ。
目覚めて働け若者。 https://t.co/ZxNxYDjkdw
厳しめの叱咤に賛否の声
同ツイートへの賛同の声は、「ブラック企業とか色々と問題になっているけど、楽して稼ごうとしすぎてる若者が多いのも事実」「待遇の悪さをいつまでも嘆いている人って大体環境のせいにするよね」「確かに今の若者は“投資”が足りない気がする」といったもの。意外と若者の中にも「甘ったれてる」という指摘に同意する人がいるようだ。
一方で反対意見としては、「どんなに野心があっても努力が報われないのが現代社会なのですが…」「『甘え』とかそういうレベルで片づけられないほど悲惨な人がいるのもわかってほしい」「今の若者だってモーレツに働いてる。だけどそれが“お金”に反映されない」「残業代ナシ、副業禁止って環境でモーレツに働こうと思いますか?」「高須先生の頃とは時代が違う」といった声が。
ちなみに高須院長はTwitterで、「20才から老後のことを考えて貯金なんかするのは愚かだよ。いずれインフレに戻って貯金は紙くずになる」「今の自分のためになけなしの金を使ってスキルを上げなさい。ハングリーになりなさい。自分への投資は裏切らない。将来必ずリッチになれる」と若者へアドバイスを送っている。
20才から老後のことを考えて貯金なんかするのは愚かだよ。いずれインフレに戻って貯金は紙くずになる。
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年5月7日
今の自分のためになけなしの金を使ってスキルを上げなさい。ハングリーになりなさい。
自分への投資は裏切らない。将来必ずリッチになれる。 https://t.co/ZxNxYDjkdw