MicrosoftのGitHub買収報道に期待と不安 「Skypeみたいにはならないで」の声も

米Microsoftがソースコード共有サービスのGitHubを買収することで合意に達したと、Bloombergが報じた。これをめぐりネットでは、買収後にGitHubがどうなっていくのか期待と不安の声が寄せられている。


買収後の「GitHub」はどう変わる?


Bloombergの記事では、複数の関係者による話と伝えている。合意は6月4日(現地時間)にも発表される可能性があるという。「利益を挙げることができず9カ月前から新CEOを探していたが、この買収が実現すれば前進が可能になる。また、オープンソース・ソフトウエアへの依存度を高めつつあるマイクロソフトにとっても重要なプログラム・ツールを獲得できる」としている。

MicrosoftによるGitHub買収の可能性には、日本のITエンジニアからも様々な反響が。サービスの向上などを期待する人も多いようで、「MSなら無料版でもプライベートリポジトリを使えるようにしてくれそう」「Edgeのソースコードが公開されて有志で改善できるようにならないかな?」「Xamarinを買収した時も色々と無料化してくれたし今回も期待したい」といった声が上がっていた。

一方で不安を抱える人もおり、「MSがGithubを買収したことによる最悪のシナリオ Githubを閲覧すると上からニュッと『Edgeを使ってみませんか』って出てくる」「利用するのに“Microsoftアカウント”が必須になったりしない?」「GitHub だけは独立を保っててもらいたかった」などと指摘されている。


「Skype」買収を思い出すユーザーも…


Microsoftは以前、Skypeも買収したのだが、その後の改変が物議を醸していた。昨年Skypeの大幅アップデートに乗り出したのだが、制限されてしまった機能もあり不満を漏らすユーザーが続出。ネット上では「前のデザインに戻してほしい」「以前までのバージョンで使い慣れてるとすごい不便に感じる」といった声が寄せられていた。

そのため今回の買収報道に「Skypeみたいにはならないでほしい」「Skypeの前例があるからかなり嫌な予感がする」「GitHubは大丈夫かな?」とも不安視されている。