川嶋あいが6月27日(水)にベストアルバム『川嶋あい 15th Anniversary BEST』を発売。それを記念し、29日(金)ラゾーナ川崎にてリリースイベントを実施した。


2003年にI WiSHのaiとして『明日への扉』でデビューしてから今年で15周年を迎える川嶋あい。2008年に発売した『SINGLE BEST』『COUPLING BEST』以来、10年振りのベストアルバムとなる今作は、彼女のデビュー年2003年にリリースした「天使たちのメロディー」から2018年に配信限定で発売した「しおり」まで全シングル曲30曲を収録。収録曲はトラック1から発売日順に収録されており、声色や楽曲の変化を時系列で感じることができる作品となっている。

ライブ当日は約700名が集まり、川嶋あいの15周年を記念するベストアルバムの発売を祝うような温かい空気に包まれていた。川嶋あいは、キーボードの前に座るとMCを入れず静かに1曲目に入る。美しいピアノの旋律と切ないメロディーが染みる「時雨」を歌い上げ、ぐっと観客の気持ちをひきつけた。

MCでは27日に発売したベストアルバムについて触れ、「みなさん、聴いていただけましたか?」と問いかけると、ファンから大きな拍手が送られた。「いつも応援している皆さんに感謝の気持ちを込めて歌っていきたい」と語り、路上時代から歌っている思い出の曲を、原点に返りながら演奏する。

そんな2曲目は2003年に“川嶋あい”名義で初めてリリースした「天使たちのメロディー」。15年経っても変わらない普遍的な“天使の歌声”に観客は酔いしれていた。

続けて、卒業ソングとして今や定番曲となっている「旅立ちの日に…」を披露。演奏が始まると通りすがりの人も多く足を止め、観客の数が急増。
「旅立ちの日に…」が世代を問わず親しまれている楽曲であることを実感させられた。自分の卒業の瞬間と照らし合わせながら、川嶋あいの歌声に聴き入っているようで、涙を流しながら聴く人も。楽曲を通して観客の心が感動の気持ちで一体となった瞬間だった。

リリースライブの最後は、15周年のベストアルバムの中でも「12個の季節4~度目の春」を演奏。夕暮れの空の下、澄んだ歌声が観客の心に染みこんだ。最後の曲を歌い上げると「本当にありがとうございました」とファンの方に感謝の言葉を伝え終幕。最後まで川嶋あいとファンの繋がりを強く感じたライブだった。

川嶋は8月20日に東京・昭和女子大学人見記念講堂でワンマンライブ『Ai Kawashima 15th anniversary~BIRTH~』を開催する。毎年8月20日に単独公演を行っており、今年で16年連続の実施となる。6月27日(水)から一般発売が開始されているのでチェックしてみよう。

■■川嶋あい コメント
15周年のベストアルバム。
ひとつのしるしみたいなものを、いつも応援してくれてる皆さんに届けられたことをとても嬉しく思っています。

これからの16年目にも、まだまだやらなきゃいけないこととか、したいことがあるので、頑張って作っていこうと思います。
これからもみなさんよろしくお願い致します。

≪セットリスト≫
1. 時雨
2. 天使たちのメロディー
3. 旅立ちの日に…
4. 12個の季節~4度目の春~

≪ライブ情報≫
【Ai Kawashima 15th anniversary~BIRTH~】
2018年8月20日(月)昭和女子大学 人見記念講堂




■川嶋あい オフィシャルサイト
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