森山直太朗が、6月29日(金)に東京・六本木ヒルズのYouTube Space Tokyoにて開催された『YouTube Music Night with J-WAVE BAR』に出演。ニューアルバム『822』から新曲「人間の森」など8曲を披露した。


このイベントは、FMラジオ局J-WAVE(81.3FM)『J-WAVE BAR』とYouTubeの人気イベント『YouTube Music Night』がコラボしたスペシャルイベントで、今年1月にはグラミー賞アーティストであるサム・スミスも出演している。今回は、多数の応募者の中から当選した50名を無料招待して行われた。

東京タワーなど綺麗な夜景を望むYouTube Space Tokyo。フロアにはさまざまな楽器が置かれている。そこに森山直太朗が登場、「レスター」を弾き語りで歌い、ライブがスタート。改めて挨拶をしている間に、客席で観ていたミュージシャンたちもスタンバイし、劇場公演『あの城』でも歌われた「糧」を披露。一転、バンジョーの軽快な音色で会場を盛り上げ、観客は大きな手拍子で応えた。続いての「とは」では、コーラスに阿部芙蓉美が登場。先週ハナレグミのライブ会場で遭遇した時に森山直太朗が声を掛けたところ、その場で快諾し、急遽参加が決まったという。阿部芙蓉美とはこのステージが初のライブ共演となった。

まるで森山直太朗と仲間のミュージシャンたちが集う部屋に招かれて、共に演奏を楽しんでいるかのような特別な空間。もはや日本の夏の代表曲となった「夏の終わり」では、マリンバや二胡を加えたアンサンブルと森山直太朗の歌声が響き合い、会場はさらに心地よい空気に包まれた。
歌い終わり、「皆さん、見ました?」と前日のサッカーワールドカップ日本代表戦についてひとしきり語ると、同じく予選リーグを突破したスペイン代表にも触れ、「突破したらこれやろうかなと思ってたので」と「そしてイニエスタ」を披露。この曲は2012年のアルバム収録曲で、イニエスタ選手のヴィッセル神戸移籍を機に改めて話題を集めている曲だ。続いて、森山直太朗の新たなライブ定番曲ともなった「どこもかしこも駐車場」を演奏すると、会場には長く大きな拍手が鳴り響いた。

そして現在制作中のニューアルバム『822』について「タイトルは822と書いてパニーニと読みます。皆さんに発売日を絶対忘れてほしくなくて」と紹介し、アルバムからデジタル先行配信中の「人間の森」を披露。ピアノとストリングスの優しい音色と凛とした歌声が、東京の夜の街に降り注いでいくかのようなパフォーマンスだった。最後には同じくアルバム『822』に収録される新曲「群青」。6月初旬に出演したSETSUNA企画#1『なんかやりたい』の舞台で歌われた、一番新しく生まれたというこの曲を届け、ライブは幕を閉じた。

森山直太朗は、8月22日にニューアルバム『822』を発売。アルバムの発売を記念して、『スペシャルライブ&真夏のガラポン大抽選会』を7月7日(土)けやきウォーク前橋よりスタートさせる。さらに、10月26日(金)川口総合文化センター リリア メインホールより、森山直太朗コンサートツアー2018~19『人間の森』の開催が決定している。

■森山直太朗 オフィシャルサイト
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