お肉をフライパンで強く焼き過ぎて、硬くパサパサになってしまった経験、あなたにもあるのではないでしょうか?
これは、肉に含まれるタンパク質が60℃前後で凝固し、水分が68℃で抜けてしまうために起こる現象です。つまり60℃以下の低温でじっくり加熱すれば、肉は柔らかさを残したままジューシーに仕上がるのであり、それを実現する調理法が「低温調理」です。肉本来の美味しさを楽しめるだけではなく、良質なタンパク質が加熱によって分解されないので、健康にも効果的な調理法だとして注目されています。
そうした料理を家庭で簡単に作れるアイテムが「低温調理器」。最近市場には海外メーカーを中心に様々な企業の製品が出回っていますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
人気の低温調理器4種をピックアップして比較
BONIQ 真空低温調理器 BNQ-01
低温調理器の代表的ブランドの一つが「BONIQ(ボニーク)」です。低温調理器は、鍋に水を張って0~99℃の間で温度を自由に調節して適切な加減で食材を加熱していくのですが、この「BONIQ」は5~15リットルの鍋に幅広く対応可能。ボタンが3つしかない非常にシンプルな仕様になっているので、機械を扱うのが少し苦手という方にもおススメです。
また、ブラックとホワイトのカラーバリエーションがありスタイリッシュなデザインのため、キッチンインテリアの一つとしても見栄えがいいです。
・販売価格:19,800円(税別)
・サイズ:高さ37cm/最大幅10cm/最小幅6cm
・重量:1.2kg
・対応水量:容量5L~15L
・消費電力:800W
・温度範囲:5℃~100℃(温度誤差:+/-1%)
<利用者の声>
今夜はローストビーフサラダ
— やゃこ (@yayako_okinawa) 2018年4月6日
昨晩BONIQしておいたローストビーフは最高の仕上がりとなりました~ヾ(o´∀`o)ノ♪
めちゃくちゃやわらか~~くて、ほんっとに美味しいっっ!!
正直これはお店レベルですなっっ
ストーンプレートは¥300でGET
※ダイエットにつき禁酒中 pic.twitter.com/kVgMhaA9Bj
豚肉の低温調理
— カロン (@vinovino0505) 2018年5月28日
昨日作って寝かせておいた焼豚。
300g弱の肩ロースに塩して表面を焼いたら、ハチミツ・醤油・ニンニク・生姜・オイスターソースetcと一緒にジップロックにイン。BONIQを60度1時間にセット。
食べる前に仕上げに焼豚をオーブンで温めてソースは軽く煮詰める、旨い。 #BONIQ #低温調理 pic.twitter.com/TlJDLUuPBP
ANOVA Culinary Precision Cooker(アノーバ プレシジョン クッカー)
最大の特徴は、スマートフォンのアプリと連動させられるところ。BluetoothタイプとWifiタイプの2タイプがあり、離れた場所からのリモート操作が可能で、設定温度に達したらスマホに通知してくれるのでとっても便利です。また、アプリで素材ごとの温度や時間の目安が表示されるため、低温調理初心者も安心して使えるでしょう。
なお、海外製品のためアプリや説明書が英語で、温度も摂氏ではなく華氏で表示されており、最初のうちだけやや使いづらさを感じるかも知れません。
・販売価格:16,800円(税別)
・サイズ:高さ36.8cm×幅6.98cm
・重量:約1.1kg
・対応水量:18.9Lまで
・消費電力:800W
・温度範囲:25℃~99℃
<利用者の声>
去年一目惚れした素敵美女さんがオススメされていたので、低温調理器ANOVAを購入。ジム行ってる間にローストビーフ完成しました〜便利 #anova #低温調理 https://t.co/EdJOo5YAti pic.twitter.com/n7YKyZSqHA
— 元井美貴 Miki Motoi (@motoimiki) 2018年6月1日
いい肉の日なので自宅で低温調理。何度も言うけどanovaは本当にQOLを爆上げしてくれるのでオススメ。
— あまん (@buddhobhagavan) 2016年11月29日
ソースはいつものバルサミコ+赤ワイン+オリーブオイル。#Twitter家庭料理部 pic.twitter.com/bnvJVtlAOo
GLUDIA(グルーディア)
一度にたくさんの食材を低温調理するには、当然、大きい鍋を使用しなければなりません。そこで便利なのが、こちらの製品です。低温調理器は消費電力・800Wのものが多い中、GLUDIAは1200W。電源コードも2.1mと他社製品より長めになっているので、キッチンから遠い場所にあるコンセントにも楽々届きます。
さらに持ち手の部分がクリップ式になっているため、ナベのフチに簡単に取り付けられ、使い勝手の良さも抜群です。
・販売価格:19,800円(税別)
・サイズ:高さ40.7cm×幅7.5cm
・重量:約1.7kg
・対応水量:20Lまで
・消費電力:1200W
・温度範囲:95℃まで
<利用者の声>
#低温調理器 きたー(≧▽≦)
— deburin (@deburin7788) 2018年6月21日
ちょっち時間かかるけど
安い赤身肉でもお店みたいに
柔らかく美味しい
鶏ハムもしっとり柔らか#お肉 バンザーイ #GLUDIA #グルーディア#ローストビーフ pic.twitter.com/fdjSriZKr1
Razorri 低温調理器 RZ-08
リーズナブルな価格が魅力のこちら。低価格ながら、1100Wとハイパワーで加熱スピードも速いのが特徴です。さらに、アプリをダウンロードすれば、Wifiによりスマホで遠隔操作も可能。アプリには、牛肉・豚肉・シーフード・野菜など7種の食材のレシピがあって、それぞれに適切な時間・温度で自動的に調理してくれるという、コストパフォーマンスの高い製品です。
・販売価格:11,667円(税別)
・サイズ:高さ44.0cm×幅11.5cm
・重量:約2.38kg
・対応水量:20Lまで
・消費電力:1100W
・温度範囲:99℃まで
<利用者の声>
いつもと変わらない景色が、そこにある。#黒毛和牛 #400g #低温調理 #RAZORRI pic.twitter.com/SH3hn9SDbx
— 大型犬@乗り物実況 (@prankydog) 2018年2月25日
低温調理器さえあれば、オシャレなダイニングカフェで出されるようなローストビーフ丼も、レストランで食べるようなミディアムレアのステーキも、ラーメン屋さんのトロっとした黄身の半熟卵も簡単につくれます。あなたの自宅にも今回紹介したような低温調理器を一つ置いて、自宅にいながらお店さながらの本格派グルメを堪能してみませんか?
(こじへい)