停電時にApple payが使えない

地震のあった6日朝7時に、はてな匿名ダイアリーへ投稿された「完全電子マネー派の北海道民だけど積んだ」というエントリが深刻さを物語っている。「現在進行形だけどマジでヤバイ」という言葉から始まった同記事によると、投稿者は電子マネーが便利だからと普段の買い物はほとんどApple Payで済ませてきた。財布も持っておらず現金は仕事を除くと最近所持したことはなかったという。
いままでに感じたことのないレベルの地震に飛び起き、冷蔵庫の中の確認すると牛乳とマヨネーズしかなかった。コンビニへ出かけると、ドアが全開放され非常用ライトを店中に置いて営業していたという。人々が食料や水を買おうと並んでいるのを見て、投稿者も購入しようとしたところでふと気づく。
「そういえば俺は現金を一切持ってなかった。あるのは残り充電量62%のiPhoneのみ。Apple payがむなしそうにぼんやりと画面に浮かんだ 当然、どこでも何も買えない 諦めてトボトボ家に帰って、今7時だけどまだ停電中 いつ治るんだ。腹減った。現金持っとくんだった。これ積んだわ」
Twitterでも現金を持っていないと嘆くツイートが複数あがっている。
「停電中ってカード使えないよなあ 現金がない」「私の姉妹が停電で困っていること。現金が無いクレカも電子マネーも使えない! やっぱり世の中現金って大事な」「まってクレカあるけど現金千円しかない詰んでる停電でクレカ使えないよね」
一方でセブン-イレブンでは非常用電源でレジを稼働させている店舗があるようで、電子マネーやクレジットカードを使用できたという報告もあった。
24hの西友が停電で臨時休業している間、非常電源でレジを動かしてるセブンイレブンすごい。nanaco使えたんだけど。 pic.twitter.com/PwKLsuy0XH
— TOKA. (@toka_jp) 2018年9月5日
北海道の地震で停電中でもセブンイレブンのレジは使える。非常用電源で稼働?電子マネー&クレジットカードの使用も問題ないことを確認しました。nanacoのチャージもOK
— Nami (@NamiChrome) 2018年9月5日
キャッシュレス派の私。こういう災害時は、電子マネーもクレカも一応使えるが、やっぱり現金が強いと思った。 pic.twitter.com/UttKcIf1CS
日本にキャッシュレスは向いていない?
今回の北海道地震をきっかけに「日本では完全キャッシュレスは難しいのでは」という議論もネットで巻き起こっている。「地震が多いこの日本、こうして停電することがあるとなると、やっぱり完全キャッシュレス化は怖い」「最近よくキャッシュレス社会へ~とかなんとか耳にするけど、どの国よりも自然災害が多い日本では停電も多いので、キャッシュレスは無理があるんじゃ?」などという意見もあった。