



Googleカレンダーによる家庭内の予定共有のススメ
・忙しい今の時代、家族間でのスケジュール共有は必須
日本の夫婦は現在6割以上が共働き家庭と言われています。共働き夫婦だと、それぞれ複雑な予定が発生するのでお互いの予定をお互いが把握していないとなにかと不便ですよね。
また、子供がいる場合、子供が習い事を始めるようになるケースも多いかと思います。
・ホワイトボードでは無理がある
スケジュール管理がきちんとできていないと、週末に家族でバラバラの予定を入れてダブルブッキングしてしまったり、急用ができた時に家族の他の人が空いているかがすぐにわからなかったりと、とても不便です。
リビングルームや玄関にホワイトボードをかけて、そこに家族の予定を書いて共有するやり方もありますが、毎週のようにいちいち書き直すのが結構面倒ですし、出先で確認できない不便さもあります。
そこでスケジュール管理の定番、「Googleカレンダー」の出番です!
Googleカレンダーの使い方
・Googleカレンダーとは
Googleカレンダーは、Googleが提供するスケジュール管理プラットフォームです。
特別なソフトは必要なく、PCのブラウザだけで動作します。アカウントで自分のGoogleアカウントにログインさえすればどこでもカレンダーを閲覧することができます。
データはすべてネット上に保存されているため、アプリを使えばスマホだけで使うこともできます。純正アプリの質も非常に高く、全て無料で使えます。
また高度なことがしたい場合は、Googleカレンダーと連携できる他社のアプリも豊富にあるので自由度も高いです。とりあえずGoogleカレンダーを使って、その後データはそのままGoogleカレンダーに残しつつ、他社のソフトに乗り換えるということもできます。
カレンダーを使う人それぞれが自分のカレンダーを作成し、それをお互いで共有できるので、誰にどんな予定があるのか、ひとつのカレンダーを見るだけでわかります。
・家族一人ずつのアカウントを作ろう
Googleカレンダーを使う場合、もしもすでにGoogleのアカウントがあればそれを使用します。
アカウントは基本的に一人につきひとつ用意しましょう。
たとえば家族に夫、妻、子供がいたら、「夫のアカウント」「妻のアカウント」「子供のアカウント」の3つを用意しましょう。
ただ、子供が複数人いて、まだ年齢が低い場合は「子供の予定」と、まとめてしまってもいいかもしれません。
・子供とスケジュール共有する場合は、スマホを持たせよう
Googleカレンダーの活用で、お子さんとの共有をする場合は、前提としてがお子さんがスマホを持っていることが必要となります。
子供にスマホを持たせるのは賛否ありますが、以前このコラムでも「子供にスマホを持たせるメリット」について書いた通り、スマホは正しく使えばとても便利なツールです。
「小学生にスマホを持たせる」は本当に危険? ペアレンタルコントロールがあれば大丈夫
https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1530272606768/
もしもお子さんが小学校高学年で、まだスマホを持っていないならぜひ持たせることを検討してみてください。お子さんの生活や知識が豊かになるのはもちろんのこと、親の家事ストレスも減りますよ!
注意点
・はじめの連携だけちょっと面倒
Googleカレンダーはとても便利なツールなのですが、設定が少し面倒な仕様になっています。
ここでは簡単に図で説明します。

まずはGoogleカレンダーを開き、画面右上の歯車マークをクリックします。
すると「設定」という表示があるのでそこをクリックします。

するとこんな画面になりますので、左のサイドバーから「マイカレンダーの設定」を探します。
そこに自分がいつも使っているカレンダーが表示されますので、それをクリックします。

多くの設定項目が表示されますが、その中から「特定のユーザーとの共有」を探します。
そしてそこの一番下に「ユーザーの追加」という項目があるので、そこをクリックします。

するとこんなボックスが表示されますので、
そこのメールアドレスの欄に共有したい相手のメールアドレスを入力し、「送信」を押します。
ちなみにここで相手が自分のカレンダーに対してできることの権限が選べるようになっています。
「閲覧と編集」ができるようにしたり、「閲覧のみ」ができるようにしたり設定できますので、利用目的に応じて指定しましょう。
この画面はアップデートなどにより変更される可能性がありますので、最新のカレンダー連携のやり方については公式サイトのヘルプページを見るか、「Googleカレンダー 連携」などのキーワードで説明サイトを検索してみてください。
・家族みんなが協力してくれないと上手くいかない
これは情報の「共有」を目的としたツールなので、いくら一人ががんばったところで、家族が協力してそれぞれのスケジュールを入れようとしなければ意味がありません。
特にパートナーの理解は必須です。使い始める前に「こういう形で今後スケジュール共有をしたいから、このアプリを入れて、こうやって入力して」と細かくやり方を伝える必要があります。
小さなお子さんはまだ自分でスケジュールを入れるのは大変かもしれませんので、そういう時は親が代わりに入れてあげましょう。
まとめ
家族のスケジュールがわかる、ということはお互いの状況が常に把握できている、ということですよね。スケジュールって些細なことのように感じますが、お互いがなにをやっているか常に把握して、日常的に安心できるというのはとても大きなことだと思います。
スケジュール絡みで家族と喧嘩したことがある家庭は、ぜひ導入してみてください!
(ムーチョ)