
寺岡呼人25周年プレゼンツとして、寺岡呼人/奥田民生 / 斉藤和義 / 浜崎貴司 / YO-KING / トータス松本の全員50代のフロントマンによるスーパーバンド“カーリングシトーンズ”のデビューライブが23日(日)、ZeppTokyoで開催された。
オリジナルのSEが会場に流れると、SOLD OUTの2,700人超満員のファンから大歓声が上がる。
1曲目からいきなり新曲「スベり知らずのシラズ」を披露。ライブ前にリーダーの寺岡シトーン(寺岡呼人)が「デビューライブということで、正真正銘の初日なので、やってみないととわからないところもありますが、楽しみます」と話していた通り、メンバー全員が楽しんでいることが早速伝わってくる。

当然、詰めかけた満員のファンを次々と楽しませていく。そんな中で訪れたお約束の時間。そう、結成記者会見でも宣言していたモグモグタイム。浜崎シトーンは「さば寿司」、キングシトーンは「ひねり揚げ」、トータスシトーンは「黒糖ドーナツ棒」、斉藤シトーンは「皿うどん」、奥田シトーンは「イカフライ」、寺岡シトーンは「チョコ」をモグモグしていく。
そして、スペシャルシークレットゲストとして、寺岡呼人にとって同郷の先輩であり、奥田民生、斉藤和義もライブでの共演経験のある世良公則が登場して「銃爪」と「宿無し」を披露し会場を盛り上げる。6人のボーカリストというスーパーバンドでありながら、ティン・パン・アレーのようにボーカリストを受け入れバックバンドとしても成し遂げてしまうミュージシャンとしての実力も兼ね備えていることが、このステージでも証明された。さらにマイクスタンドを使ったパフォーマンスでも大歓声を浴びた。

全員50代のフロントマンによるスーパーバンド“カーリングシトーンズ”のデビューライブは、ほぼ新曲でアンコールも含め16曲+もぐもぐタイム3回が披露され幕を閉じた。
なお、ライブスタート前に寺岡シトーンが「今後は、今日の打ち上げで打ち合わせしたいと思います」という発言に対してトータスシトーンが「うまい具合に熱量がはまって、このまま終わる感じじゃないとこまで来ている」と話すなど、今後の展開も楽しみである。

≪プロフィール≫
カーリングシトーンズ:寺岡シトーン(Vo,Gt,Ba,Key)、奥田シトーン(Vo,Gt,Ba,Dr)、斉藤シトーン(Vo,Ga,Ba,Dr)、浜崎シトーン(Vo,Gt)、キングシトーン(Vo,Gt,Ba)、トータスシトーン(Vo,Gt)
