
天気予報をはじめポイントの有効期限や読みたいサイトの更新など、情報の見忘れは避けたいもの。
そんなときに便利なのがIFTTTをはじめとした「Webサービスの自動化ツール」です。
すでに結構有名ですが、一般レベルで普及しているかと言われればそうでもないとおもうので、普段の生活で役立つ活用方法について考えていきたいと思います。
IFTTTとは?
IFTTTは「Webサービスの自動化ツール」です。
基本的には「トリガー」と「アクション」を設定することで、「○○したら××する」というオリジナルのルールをつくることができます。

ツールはLINEやTwitter、Instagram、Google Calendar、YouTubeなど様々なWebサービスやSNSと提携して、サービス同士の組み合わせを提供しています。
たとえば、
・雨が降りそうになったらスマートフォンの通知でお知らせする
・Tポイントの期限が切れる前日になったらお知らせする
・Instagramで動画をアップロードしたらDropboxにバックアップする
・会社を出たら家族LINEに「今から帰る」とメッセージを送る
など、無数の組み合わせが実現できます。
IFTTTは海外製のため使えるサービスの数が圧倒的に多い反面、アプリが日本語に対応していません。英語な上に連携できるサービスの数が多すぎるため、慣れていない人が使うには少し難があるでしょう。
しかし、よく使われるサービスの組み合わせはたくさん用意されているので、設定自体は難しくありません。
こういった既存のサービス同士をつなげるツールは他にもMicrosoft FlowやZapierなど数多くリリースされています。

IFTTTを使って、日々の生活を少しだけ便利にするサービスの組み合わせを一例としてご紹介していきます。
オリジナルのボタンを作って、よくやる操作をワンタップ
IFTTTではiPhoneのロック画面(ウィジェット)にボタンを設置し、それを押すことをトリガーにすることができる機能があります。
つまり、頻繁にスマートフォンで行う単純な操作があればロック画面を開く前のボタン操作ひとつにまとめることが可能です。

・よく買う特定の商品(消耗品など)をカートに追加して買い忘れを防止する
・カレンダーに「今日のタスク完了」の予定を入れる
・「おはようございます」などをツイートして起床時間の記録にする
などの組み合わせ設計が考えられます。
もちろんこれは対応しているサービスの数だけ柔軟に変更することができます。
好きなサイトが更新されたらPocketのあとで読むに追加
RSSリーダーを使えば「好きなサイトの更新」または「好きなサイトの特定のキーワードを含む更新」を条件に、Pocket(Webページを保存できるサービス)に記事を追加することができます。いわば「あとで読む記事リスト」が自動で完成するということ。これはかなり便利そうです。

さらにPocketは記事の読み上げ機能もついているので通勤・通学中に気になる記事を聴けるというメリットも!
日本語の読み上げにはやや違和感がありますが、意味は理解できるので十分です。
さらに英語のニュース記事を集めるようにしておけばリスニングにも活用できます。
家に帰ったらTo Doリストに家事を追加
IFTTTでは、アプリの入ったスマートフォンの「位置情報」を条件に組み合わせを作ることもできます。なので自宅の位置情報を設定しておけば、「家に帰ったら自動で○○する」という条件付けが可能に。
僕は今回、家に帰った時にいつもやっている家事をTo Doリストに追加して通知が来るようにしてみました。
まとめ
IFTTTを使えば、仕事の効率化やITツールの活用を実現できます。しかしそれだけではなく、ITに詳しくない人でも日々の生活を少しだけ便利にする使い道もあるということを知っていただけたと思います。実現できる組み合わせは無限大です。
「明日、雨が降りそうかどうか」といった情報は普段テレビやネットで見て、能動的に集めに行っている情報だと思います。それを必要な時だけ教えてくれるように自動化できたら嬉しいですよね。
僕は今後も「よく行う単純な操作」は、IFTTTで自動化できないか考えていこうと思いました。
(橋本ナオキ)