昼寝って本当に効果があるんですか?
家に帰れなくてもデスクでうつ伏せになったり、休憩できる場所で目を瞑るだけでも効果があるよ
会社での仕事・学校での勉強の大敵といえば「午後の眠気」ですよね。
午後はどうしても眠くなってしまい、集中力が落ちていってしまうもの。
そこで今回は仮眠について考えていきましょう。
仮眠についての基礎知識
「シエスタ」という南ヨーロッパの仮眠の風習は日本でも広く知られるようになってきています。スペインの小さな街では、午後に家に帰って数十分の仮眠を取ることで午後の生産性を回復させる文化があるといいます。
なかなか昼休みに家には帰れないんですよね
家に帰れなくてもデスクでうつ伏せになったり、休憩できる場所で目を瞑るだけでも効果があるよ
気をつけたいのは、
・30分以上の仮眠は深い眠りに落ちてしまい、目覚めてからの認知機能が低下する
・午後4時以降は夜の睡眠に影響を与えてしまう
という点です。
どうしても仮眠する時間が取れない人は、ほんの数分目を閉じるだけでもある程度脳を休める効果は期待できます。大切なのは視界をふさいで脳に入る情報を減らすことです。
30分以内の仮眠は集中力だけでなく脳梗塞や心筋梗塞のリスクを低減させますが、数時間の長い仮眠習慣がある人は逆に疾患のリスクが増加するという研究もあるため注意してください。
難しい話はいいから最適な昼寝時間教えてください!
仮眠に最適な時間はもちろん個人差がありますが、ひとつの基準としては
「お昼休みの12時〜13時頃、コーヒーを飲んだあとの20分ほどの仮眠」が良いと言えそうです。
仮眠前にコーヒーを飲むことで起床する頃にカフェインが効いてきます。
もちろん個人差があるので寝すぎだと感じたら短くしたり工夫してみましょう。
人がいるところで眠るためにいいアラームは?
昼に職場でも眠った方がいいのは分かりましたけど、爆睡しちゃわないか心配です
アラームをかけるのも気が引けるし…
そういうときはもちろんアラームを使いましょう。中でも昼寝専用に特化したアプリもリリースされているのでチェックしてみてください。
たとえば「パワー昼寝トラッカー」は机に置いて使うことを想定したアプリです。
同じ製作者の「雨の音 HQ」というアプリを使えば睡眠中に川の音色や風鈴などリラックスできる環境音を流すことができるので、周囲の騒音も気になりません。
また無印良品が出している「MUJI to relax」というアプリは、リラックスできる環境音を再生しつつ、30分/60分/90分のいずれかでアラームをセットすることもできます。好きな時間を選べないのが少し残念ですが…
移動中やデスクでも使える枕で快適な仮眠
デスクで寝てると顔に跡がついて恥ずかしいしあんまり寝れないんですよね
ちょっとした仮眠グッズを置いておけば質のいい仮眠が取れるよ
机に突っ伏して寝るのも効果的ですが、顔に跡がついたり息苦しかったり感じてしまうもの。お昼にちょうど電車で移動中という方もいるでしょう。
デスクで寝る用の枕やクッションは様々なタイプが販売されていますが、中でも以下の形の枕がオススメです。
デスクに突っ伏して眠るときも、長時間の移動時にも大活躍してくれます。
筆者は今回、クラウドファンディングサイトMakuakeで「Hnos」という最新の枕を入手しました。一般販売は先のようですが、とても寝心地が良く安心して仮眠できます。旅行にも持っていけるのでこれから使っていくのが楽しみです。
「デスクピロー」や「ネックピロー」で検索すると似た形状をした様々な商品を探すことができます。
まとめ
「仮眠は生産性アップに効果的」というのは周知の事実ですし、すでにお昼休憩に寝ている方もいると思います。
しかし、正しい仮眠の方法を知ってアプリやグッズも活用すれば、より快適な仮眠を取ることができます。仕事や勉強に短時間で集中できるようになり、生活を改善するという好循環につながります。
(橋本ナオキ)