
Photo by Viola Kam (V'z Twinkle Photography)
IMALUがMCをつとめる、テレビ朝日系音楽番組『BREAK OUT』が主催する一夜限りのライブイベント『BREAK OUT presents THE DAY』が、11月24日(土)にZepp Tokyoで開催された。当イベントのコンセプトは「極上の音空間」。
■COLOR CREATION(オープニングアクト)
飛び抜けた歌唱力を持つ5人組COLOR CREATIONは、今年5月にデビューしたばかりの新生ボーカルグループ。会場の温かい声援で迎えられた彼らは、疾走感のある「Odds & Ends」でイントロと同時に勢いよく登場すると、5人のハーモニーで瞬く間に観客のハートをわし掴みに。新人グループとは思えないほどの盛り上がりを見せた。
MCではイベントタイトル『THE DAY』にかけたコールアンドレスポンスで会場には笑みがこぼれ、間髪入れずに、青をテーマにした新曲「Blue Star」に突入。さらにアップテンポな「One Way Ticket」では会場を煽り、それに応えるように客席からはシグナルが。会場に一体感が生まれたパフォーマンスを披露。完全に空気を作った彼らは、来年にリリースする渾身の冬バラード「Let it snow ~会いたくて~」で圧倒的な歌声を会場に響かせた。

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■CRAZYBOY
そして、THE DAY開幕。まずは、様々なアーティストへの振付提供、そしてヒップホップアーティストとして確固たる地位を獲得している、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEパフォーマーのELLYことCRAZYBOY。6人のバックダンサーを引き連れて登場した1曲目は、CRAZYBOY名義で初めてリリースした「NEOTOKYO」。
「今日は清水翔太君と2マンということで、みんなでひとつになって最高の1日を作ろうと思います」と、このイベントへの意気込みを語ると、すべて英詞の「PHENOMENON」を披露。「前も後ろもジャンプできますか?」と会場を煽ると、ライブ映え間違いなしのキラーチューン「BO$$」へ。ヘヴィーなHIP HOPサウンドで畳み掛けるように一気に攻めまくったところで、メロウナンバー「LOCO」へ。ダンサーたちとのシンクロパフォーマンスを見せ、一気にセクシーな空気に。

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その後ダンサーは退場し、CRAZYBOYと観客の真っ向勝負と言わんばかりに、ダンスホール風ドラムビートの「U.N.I. (You & I)」を披露。ソロダンスで圧巻のパフォーマンスを魅せつけると、映画『スカーフェイス』にインスピレーションを受け作詞した、アップテンポな「WAY UP」へ。圧巻のステージングに悲鳴にも聞こえる歓声が巻き起こった。
さらにノンストップで披露されたのは、ガールズグループFAKYをフィーチャーしたダンスチューン「Japanicano」。ダンスフロアと化した会場をさらに熱くさせる火種を続けて投入。そしてサプライズゲストとしてDOBERMAN INFINITYのSWAYが登場。

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■清水翔太
続いては、ブラックミュージックをはじめ、様々なジャンルの音楽を追求する、シンガーソングライター清水翔太。アップテンポなナンバー「Sorry Not Sorry」のイントロをバンドが演奏し始めると、本日最後のメインアクト、清水翔太がダンサーを引き連れて登場。会場にいるすべての人を引き込む、伸びのある歌声で最高のスタートを切ると、続けて、夜の雰囲気にぴったりなグルーヴ感溢れる「Friday」を披露。自身でサウンドプロデュースを手がけるだけあり、この2曲の時点で彼の多彩さが感じられる。
MCでは、「いい歌出ちゃいそう」「BREAK OUTまた出させてください」とお茶目な一面を見せつつ、「日本の音楽シーンを大きくしたい2人だから」と、共演のCRAZYBOYとともにある力強い意思をアピールした。
そして披露されたのは、配信を中心に大ヒットを記録したストレートなラブソング「My Boo」。会場全体でシンガロングが起こり、この楽曲の人気の高さが改めてうかがえた。続けて、スタンドマイクで「Feel Good」をソウルフルに歌い上げると、シームレスにR&Bサウンドの「thinking bout you」へ突入。アルバム『PROUD』収録の2曲でセクシーな歌声を響かせた。

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観客もうっとりし始めたところで、追い打ちをかけるように、同アルバム収録の極上のメッセージ・ソング「花束の代わりにメロディーを」を披露。音楽とともに生きてきた清水翔太ならではのメッセージに会場は暖かい空気に包まれた。
イベントもクライマックスにさしかかったタイミングで、生きていく中で生まれる痛みをテーマに歌った「Damage」を歌い上げ、ラスト・ソング「Good Life」へ。この曲が披露されることを待ち望んだファンの声援が響き渡ったが。ここで音楽が突如ストップ。トラブルだと誰もが思った瞬間……「実は自分に自信がない」「イベントに出るといつもビビる」と清水翔太が見せた弱気な発言。その後、「でもみんなが暖かく迎えてくれて、スイッチに入った」と感謝の思いを会場に届けた。そう、音楽が止まったのには、「ラストは全員でひとつになりたい」という彼の強い思いがあったからだ。仕切り直して再び始まった「Good Life」はこの日一番の大合唱が広がった。まさに会場はひとつになり、最高のエンディングでイベントは幕を閉じた。
まさにスペシャルな一夜となった『BREAK OUT presents THE DAY』。この日のステージの様子はテレビ朝日系音楽番組『BREAK OUT』でステージ裏の出演者インタビューも含め、改めて紹介される。

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■『BREAK OUT』 オフィシャルサイト