
2PMのジュノが、入隊前最後となる日本公演「『JUNHO (From 2PM) Last Concert “JUNHO THE BEST”』3DAYSを日本武道館で開催、大盛況のうちに幕を閉じた。
12月5日(水)、ソロ活動6年目の集大成となる初のベストアルバム『JUNHO THE BEST』をリリースしたジュノ。
序盤から代表曲を散りばめ、ダンス・パフォーマンスも挟みながら、彼のライブMCの代名詞でもある「歌って、踊って、勝手にやる」楽しさを来場者に促す。呼応して、思い思いに盛り上がりながら、観客のボルテージはどんどん上がっていく。
2PMの楽曲である「Forever」を披露した際には、来場者の口ずさむ歌声があまりに大きく、歌うのを止め、あえて完全に会場に委ねる場面も見受けられた。
「Pressure」では、お馴染みの鎖に繋がれた演出に、これまた“鎖”を表現したかのように絡みつく照明が、より一層の抑圧感を表現。その世界から解き放たれることで、「プレッシャーを跳ね除ける」という彼の打ち出したい強いメッセージが見事にブーストした。
他方、今回の公演に関しジュノが「最初から最後まで、一曲一曲聴いていると僕を感じることができます」「今までの10年間のすべてを入れたいと思いました」と語っていたが、今回は2PM楽曲も多数披露。ファンを大いに喜ばせた。


ところで、毎年夏のソロ活動を精力的に展開し、“イ・ナツ”という彼の愛称があるほど、“夏”のイメージがある彼だが、「僕は夏が嫌いだったんです」とのラストステージならではなぶっちゃけトークも。ただ、「みなさんと会うことで、一番好きな季節になりました」「夏に(僕の大好きな)アイスクリームは思い出しますが、それ以外は、みなさんと共に過ごした思い出が全てです」と愛嬌たっぷりに語り、会場の全員を虜にした。流れで繰り出された“夏”のキラーチューン「SO GOOD」「Ice Cream」の畳み掛けに、火照る会場。この時、武道館が日本で最も熱い場所になったのではないだろうか。
クールダウンで映像を挟みながら、今度は冬の名曲「Winter Sleep」を披露。雪とスモークの演出で、今までと打って変わって武道館が別世界に。美しいメロディと圧巻の空間演出に魅了され、「歌って、踊って、勝手にやって」いた観客が、食い入るようにじっとジュノを見つめる。
その後もバリエーション豊富に「DSMN」「想像」やここ最近のジュノのライブ・アンセム「All day」等をパフォーマンスし、あっという間に本編が終了。
このままでは終われないと、割れんばかりの“ジュノ”コールが沸き起こり、迎えたアンコール。出て来たジュノは、その当時と同じ衣装に身を包んでいた。披露されたのは、ソロデビュー曲「キミの声」。ステージ背後の大型モニターでは、2013年当時の「キミの声」ライブ映像が流れ、目の前のライブ・パフォーマンスと映像が完全にシンクロ。2013年にタイムスリップしたような錯覚を味わうことができた。

最後にジュノ本人が「もっとみなさんにちゃんとお話したいと思い、準備しました」としたためた手紙を朗読。「毅然としていられるのはファンのみなさんのおかげ、“ベスト”な僕にしてくれてありがとう」と感謝の言葉を紡ぎ『JUNHO (From 2PM) Last Concert “JUNHO THE BEST”』を締め括った。
“JUNHOのすべて”を詰め込んだ『JUNHO (From 2PM) Last Concert “JUNHO THE BEST”』。

≪TV出演情報≫
日本テレビ
『バズリズム02』
12月14日(金)25:09~26:09放送予定

■2PM オフィシャルサイト