トリ漫画で学ぶ、QRコード決済の使い方 初心者が使うならどれがいい? 



でもなんとなく難しそうです



食わず嫌いしてるとお得チャンスを逃すかもしれないよ


というわけで、今回はPayPayをはじめ様々な還元キャンペーンで盛り上がりを見せているQRコード決済について紹介していこうと思います。ただし今回は、一時的なキャンペーン情報でも数多あるサービスを網羅して比較するものでもありません。
今までこういったサービスを使ってこなかった方に「そもそもどういうものなのか?」「サービスによる違いは何なのか?」を簡単に説明していきます。

そもそもQRコード決済ってどうやるの?


QRコード決済の存在は知っていても、ずっと現金を使っていると「QRコード決済をどうやるのか」というものが想像しづらいですよね。サービスによって違いはありますが、基本的にはこうだという使い方の流れを描いてみました。
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QRコードはアプリをダウンロードして支払い情報などを登録すればすぐに利用できます。
またお店側がQRコードを表示して、ユーザーが読み取るというものもあります。

サービスはどれを選んだらいいの?




電子決済サービスの良さは何となく分かりました…でもいっぱいありすぎて迷います



多すぎて迷っちゃうよね。ひとまず3つだけ紹介しよう


コード決済のサービスはどんどん数が増えており、なかなか比較し切れないものでもあるため3つだけ紹介します。基本的にはどのサービスも決済の方法などに大きな違いはありません。どれを選んでもお得にはなります。

違いがあるところは
・還元されるもの(ポイント・クーポンなど)
・支払いの連携先(クレジットカードor銀行口座orプリペイド)
・対象店舗の数(コンビニ・ドラッグストア・居酒屋などが多く、大きな差はない。確認してみてください)

などですので、そのあたりを比較して選ぶと良いかと思います。

楽天ペイ・LINE Pay・Origami Payの3つをざっくりと比較するとこのようになります。
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基本的な使い方やざっくりとしたお得さは紹介した通りですが、他のサービスに比べて何が違いのか?をまとめてみました。

楽天Pay


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楽天ペイの強みは楽天スーパーポイントとクレジットカードのポイントを二重取りできることです。

前身のサービス(楽天ID決済)が10年近く前からあるため、利用できる店舗数がやや多いのが特徴です。
どれだけ便利なサービスでも「このお店では使えるけど、こっちでは使えない…」と利用シーンが限定されると不便なので、カバー率の高さは大きな強みです。(ただし後発のサービスもどんどん対応店舗数が増えているので、この差はいずれ埋まってくるはずです。)

また、アプリで「QRコード決済ができる近くのお店」を簡単に検索できるので、楽天ペイのQRコード決済が使えるかどうか迷うこともありません。

QRコード決済とは違いますが、楽天ペイにはSUICAやPASMO・楽天Edyといった電子マネー決済も対応しているのが大きな魅力です。タッチするだけなのでQRコードよりも早い決済が期待できます。さらに対応する店舗は限られますが自分で金額を入力する「セルフ」という支払い方法も選択できます。

楽天ペイはポイントの還元率とカバーする店舗の多さ・支払い手段の多さで誰にとってもベターな選択肢です。

LINE Pay


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LINE Payの大きな特徴はクレジットカードや銀行口座から支払うのではなく、プリペイド(前払い)であるということ。LINE Pay上に残高をチャージし、そこから支払っていくという形式です。銀行口座からのチャージ・セブン銀行ATMや対象のコンビニのレジなどでチャージすることができます。

2019年7月31日まではQRコード決済が3.5%~5%還元と、かなりの高還元率であることも魅力です。

またLINE PayはQRコード決済だけでなく、JCBカードを利用できます(要申請)。プリペイドカードではありますが、JCBカードとして使えるため大体どこでも使えます。
ただしクレジットカード扱いなのでQRコード決済特有の素早い支払いができず、ポイントの還元率も下がるのでクレジットカードを使うのと差がありません。

LINEのサービスのため、友達への送金を使った割り勘がしやすいですが、一人でもLINE Payを使っていないとややこしいことになります。LINE Payを使っている友達とご飯に行くと割り勘がものすごく楽なので、仲間内で普及していればかなり便利なことは間違いありません。

LINE Payの弱点として、QRコード決済が利用できる店舗がやや少ないことがあります。
また、アプリ上でコード支払いができる店舗の検索ができないことがネックです(2018年12月現在)。

Origami Pay


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Origami Payには、LINEポイントや楽天ポイントのように、特定のポイントがたまるといった特典はありません。その代わりに、定期的にクーポンが発行されたり対象店舗での利用が割引になるなど分かりやすい還元があります。

たとえば
●LOFTや吉野家では常時2%オフ
●期間限定で対象店舗での支払いが半額になるキャンペーン

など、特定の店舗や条件下に限れば楽天ペイやLINE Payのポイント還元よりかなりお得です。

クレジットカード払い以外に銀行口座からの支払いができるのも特徴で、クレジットカードを持っていなくても利用できます。

まとめ


一長一短ありますが、劇的に突出したサービスはありません。個人的には、楽天ペイで始めるのが無難かなという印象でした。

ユーザーにとっては初期費用や利用料がかかるものでもないので、まずは気軽にどれかひとつのアプリをダウンロードして始めてみてください。選ぶものをひとつに絞らず、普段は楽天ペイを使って、お得な店舗だけOrigami Payを使い、割り勘にはLINE Payを使う…といったいいとこ取りの使い方も可能です。


電子決済を普及させるための施策なのか、初回の支払いで割引になるキャンペーンがたくさんある今は良い始めどきだと思いました。僕もこれを機にQRコード決済を色々なサービスで始めてみようと思います。
(橋本ナオキ)
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