ツイート数が多いミュージシャンランキング 3位は氣志團・綾小路翔、1位と2位は?
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音楽ファンがアーティストのことを知る方法はたくさんある。繰り返し楽曲を聴く、インタビューを読む、ライブに駆けつけるなどだ。
しかし、近年ではSNSの普及により、ファンには欠かせない情報源となっているものがある。

そう、Twitterである。

ファンと直接コミュニケーションが取れること、ニュースをすぐ告知できることなどから、音楽活動の傍らTwitterを活用しているアーティストは少なくない。

しかし、いちファンとして見ていると、音楽活動の傍らというにはあまりにも熱狂的にTwitterをしているアーティストも珍しくない。というより「いつ寝ているのだろう」という余計な心配をしたくなるアーティストも少なくないし、好きなアーティストのアカウントを前にして「いや本当に寝て欲しい」と画面越しに言いたくなることもたまにある。

というわけで今回は、Twitterユーザーの音楽ファンならきっと気になるであろう「ツイート数が多いミュージシャンランキング」を出してみたい。


Twitterフォロワーが多いミュージシャンは?


ツイート数に入る前に、まずはアーティストのフォロワーランキングを見てみよう(※今回はアーティスト本人の個人アカウントだけを対象とし、公式スタッフによる投稿だと公言されているアカウントや、グループ公式アカウントは除いている)。
ツイート数が多いミュージシャンランキング 3位は氣志團・綾小路翔、1位と2位は?
Twitterフォロワー数が多いミュージシャンランキング(C)エキサイト

1位 きゃりーぱみゅぱみゅ
2位 宇多田ヒカル
3位 登坂広臣(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
4位 岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
5位 米津玄師
6位 Fukase(SEKAI NO OWARI)
7位 まふまふ
8位 西川貴教
9位 浦田直也(AAA)
10位 宇野実彩子(AAA)

栄えある1位はきゃりーぱみゅぱみゅ。世界的にも知名度のある彼女のTwitterは、524万人(※2019年5月27日時点)もフォロワーをもつ大人気アカウントである。

2位以下も名だたるミュージシャンが並んでいるが、特にTOP10にメンバー複数人がランクインしている三代目J SOUL BROTHERSと、AAAは圧巻だ。ちなみにこちらの2グループは、惜しくもTOP10に入らなかった他のメンバーもかなり上位に食い込んでおり、日本トップクラスのTwitter偏差値を誇る音楽グループと言えそうである。

とはいえ、こちらのランキングを見て「確かにフォロワーは多そうだけど、そんなにタイムラインで見かけないな…?」と思った方もいるはずだ。それもそのはず、こちらのランキングはあくまでフォロワーランキングであって、ツイート数のランキングではない。
というわけで、続いては今回の本題に入っていこう。

Twitterの投稿頻度が多いミュージシャンは?


今回の集計では、単純なツイート数ランキングではなく「1日あたりの平均ツイート数」をランキングにした。これはツイート数で見てしまうと、どうしても昔からTwitterを使っている人に有利となってしまうのに加え、毎日恐ろしい頻度で投稿しているTwitter常駐型アーティストの心意気をぜひ反映したいという趣旨である。

それでは、結果を見てみよう。フォロワー数がTOP300に入る人気アカウントのうち、1日あたりの平均ツイート数が多いランキングがこちらである。
ツイート数が多いミュージシャンランキング 3位は氣志團・綾小路翔、1位と2位は?
Twitterの投稿頻度が多いミュージシャンランキング(C)エキサイト

1位 みゆはん
2位 RYO the SKYWALKER
3位 綾小路翔(氣志團)
4位 そらる
5位 けったろ(ROOT FIVE)
6位 ぐるたみん
7位 LiSA
8位 ぽこた(ROOT FIVE)
9位 石城結真(ROOT FIVE)
10位 S!N

2位以下を引き離し、圧倒的1位の座に輝いたのはシンガーソングライター・みゆはん。アニメ「けものフレンズ」のエンディングソングや、最近では若手俳優・横浜流星出演のMV「恋人失格」で話題になったばかりの彼女だが、1日あたりの投稿数はなんと平均72件。


寝ないで投稿したとしても20分に1ツイート、実際は寝ていると信じたいのでおよそ10分に1ツイートぐらいの頻度である。

ちなみに、みゆはんの場合は10分に1回ひたすら連続投稿しているというわけではなく、ファンにこまめに返信しているためこの件数になっているようだ。自称「コミュ障シンガーソングライター」として活動している彼女だが、Twitter上では圧倒的なコミュニケーション強者と言えるかもしれない。

みゆはんに次ぐ2位はレゲエミュージシャンのRYO the SKYWALKER。彼の場合はグッズなどの告知ツイートから返信まで、ジャンルを問わない幅広い種類のツイートが特徴だ。またリツイートが非常に多く、Twitter慣れしている印象があるミュージシャンの一人である。


3位は氣志團のボーカルとして知られる綾小路翔。彼の場合は返信やリツイートではなく、いわゆるそのまま意味での「ツイート」が非常に多く、その意味で上位3名の中で最もTwitterをTwitterらしく使っているミュージシャンと言えるのかもしれない。

ちなみに、個人的には当初このランキングを調べ始めたとき、ぼんやりとASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチこと後藤正文が頭の片隅に浮かんでいたのだが、結果を見ると実際上位にランクインしていたのでなんとなく安心してしまった。ぜひゴッチにはこれからもリライトしつつツイートを続けて欲しいと思っている。

Twitter歴が長いミュージシャン 1位はHISASHI(GLAY)


ツイート頻度が高いミュージシャンを見たところで、あわせてTwitter歴が長いミュージシャンも見てみよう。

初期のTwitterは、頻繁にサーバーエラーが起きたり(そしてなぜかクジラのイラストが表示されたり)、どう使うのかよくわからないまま全員探り探りで使っていたSNSだったが、そんな黎明期の頃からTwitterを使っていた情報感度の高いアーティストは誰だろうか?
ツイート数が多いミュージシャンランキング 3位は氣志團・綾小路翔、1位と2位は?
Twitter歴が長いミュージシャンランキング(C)エキサイト

1位 HISASHI(GLAY)
2位 坂本美雨
3位 MIYAVI
4位 コムアイ(水曜日のカンパネラ)
5位 MINMI
6位 May J.
7位 そらる
8位 広瀬香美
9位 米津玄師
10位 ピエール中野(凛として時雨)

1位はGLAYのギタリスト・HISASHI。
Twitterで日本語が使えるようになったのは2008年のことなのだが、彼の場合は2009年5月からTwitterアカウントを持っているようで、約1年程度でTwitterを開始したというフットワークの軽さである。

2位以下も情報感度が早そうなアーティストや、ファンとの距離が近いアーティストが並んでいるが、特に気になるのが7位の“そらる”だ。ネット発アーティストの代表格とも言われる彼だが、実はフォロワー数ランキングでも11位にランクイン。すべてのランキングでTOP10とはならなかったが、フォロワー数・投稿頻度・Twitter歴ともに上位につけており、まさに「ネットが主戦場」という気合いが伝わってくる結果だと言えそうだ。

というわけで、ミュージシャンのTwitterランキングの結果は以上である。アーティストの興味や考え方を知ることができる、一部の人には欠かせない便利なTwitter。
深夜のやりすぎには気をつけつつも、ぜひ楽しんで欲しいところである。

■まいしろ
社会の荒波から逃げ回ってる意識低めのエンタメ系マーケターです。音楽の分析記事・エンタメ業界のことをよく書きます。

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