ファンキー加藤主催フェスが大盛況のうちに幕 “楽器を持たざる音楽家”22組が熱演/レポート

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ファンキー加藤が主催する『OUR MIC FES』が8月31日、新木場STUDIO COASTで開催された。この『OUR MIC FES』はいわば、楽器を持たないミュージシャンたちの祭典。全国各地から集まった総勢22組のアーティストたちは、それぞれDJスタイルやトラックと共に活動しているシンガーやMCばかり。日頃なかなか自らが「しっくりとくる居場所」が見つけにくい種類の音楽につき、この日の出演者、集まったお客さんたちの多くは、まさしくその「しっくりとくる居場所」のひとつを見つけられ、そこに心地良さや心強さを得たのではないだろうか。

この日はお祭り。場内外もバルーンや屋台、のぼりや出演アーティストのロゴが入った撮影スポット、屋台やキッチンカーも用意され、夏の最後の縁日的な雰囲気も楽しめた。
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場内には4つのステージが設けられていた。屋外にある「SAIL STAGE」、場内に入ると入ってすぐ右側に用意された「SEA STAGE」、そしてアリーナに入ると正面には「SUN STAGE」、正面に向かって左手には「SKY STAGE」。これら各ステージにて各々渾身の歌やラップが贈られる。各フロアにはさまざまなSTAGEを行き来して、好きなアーティストや、初めてのアーティストに出会った喜びの笑顔が溢れていた。きっと出演アーティストだけでなく、ファンもこういうイベントを待ち望んでいたのだろうーー。

OPENING ACT&開会宣言


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【SOLIDEMO】
まだ開演前。SUN STAGEにオープニングアーティストとしてSOLIDEMOが登場した。8人組という大所帯ながら、歌って踊り、魅せ聴かせ、これから続く一日をさらに楽しみにさせてくれた彼ら。ファンキー加藤が彼らのラジオに出演したり、過去イベントで共演したりの仲な上、メンバーの佐々木和也がこの日のステージ衣装で着ていたジーンズは以前加藤にもらったものだという。
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「最高、最強の日にしていきましょう!」と、イベントのアイドリングを仰せ付かった彼ら。一青窈「ハナミズキ」のアカペラや、Dreams Come True「何度でも」のボイスパーカッションとドゥーアップによるカバー等、その美声とハーモニーを楽しませてくれた。なかでも、戦国BASARA10周年記念テーマソングとなった「時を超えて」では疾走感のある曲に合わせみんながコブシを挙げ、その一体感が生み出されていく場面も印象的であった。
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そして本編は主催ファンキー加藤による開会宣言から幕を開ける。「『OUR MIC FES』の記念すべき第一回目。みなさんが歴史の証人ですよ! 今日は全国から総勢22組のアーティストがこのSTUDIO COASTに集結しました。出演全アーティストが願うのはただひとつ、みなさんの笑顔です。夏の最後に最高の想い出を作っていきたいとの気概で、みんなこのフェスに参加してくれています。ぜひ、最後までしっかり楽しんでいって下さい!」と趣旨を伝え、続けて、「行けるか新木場~! OUR MIC FES始めます!」と力強く幕開け宣言をしてくれた。
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今回、会場にはSUN STAGE、SKY STAGE、SEA STAGE、SAIL STAGEと4つのステージでライブが行われたのだが、どのステージも大変な盛り上がりを見せていたので、早速、各ステージごとに順を追って振り返ってみたいと思う。

SAIL STAGE


【大田クルー/スメルノマニア/TRUMP/next,tight/ヤルキスト/Rafvery】
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SAIL STAGEのトップバッターを飾ったのはTRUMP。3シンガー、1モヒカンのキャッチコピーをひっさげて登場。1モヒカンの面白MCと熱いライブで一気にエンジンをふかし、夏の最後の祭りのスタートを切った。
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続いてはRafvery。米どころ新潟から鋭いフロウで、真っ直ぐなリリックを届けると続いては広島からヤルキスト。Twitterでファンキー加藤に出演を直談判したヤル気はステージには収まらない程の熱量で観客を沸かせた。
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謎のサラリーマン集団next,tightはサングラスを掛けてステージへ。ファンキー加藤のサポートDj/Keyを務める田中隼人とクリフエッジJUNがプロデュースした彼らはサラリーマンをテーマに大人のサウンドで魅惑すると、続くステージでは、軽快なラップと耳馴染みの良いサビが特徴のスメルノマニアが終始会場をロックしていた。
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SAIL STAGEのトリはこの日10年ぶりの復活再結成を果たした大田クルー。デビュー当時、駆け出し中のファンモンとともにイベント等で凌ぎを削ったファンキー加藤の盟友は、この日SAIL STAGE最高動員を記録。爆笑のMCと心に刺さる楽曲のギャップに涙する観客が続出。復活当日に解散というオチまで付けて盟友の初主催フェスに華を添えた。
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SEA STAGE


【寿君/Skip the Chips/Jam9/バカムスコ翔/ ぱんち☆ゆたか/メロフロート/ONE☆DRAFT】
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SEA STAGEでは九州出身の3人組Skip the Chipsが曲のジャンルにとらわれないコミカルかつポップなステージでトップバッターを務めると、ファンキー加藤のライブでサポートメンバーとしても活躍中の2番手、バカムスコ翔は「マジで盛り上がらなかったら、坊主だから!」とバリカン片手に登場!ふんどし姿も披露するなど、公私共にお世話になる先輩のイベントに並々ならぬ決意のライブパフォーマンスを見せ、一時動員整理が行われるなど、SEA STAGEを盛り上げた。
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レゲエ界から単身乗り込んできた寿君は、遜色無くJ-POPに溶け込みつつもレゲエ独特のフロウとリズムで会場に夏の風を運び、後半戦にその勢いのままの熱量を繋ぐと、その熱を帯びてパンチパーマと学ラン姿という独特なスタイルで登場したのはぱんち☆ゆたか。その風貌からは想像のつかない綺麗な歌声で観客を魅了。そしてメロフロートのステージにはなんと主催のファンキー加藤が飛び入り参加し、会場も大盛り上がり。ファンモン時代の「悲しみなんて笑い飛ばせ」を公式カバーしている縁から、憧れの存在との夢の共演が実現した。
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ONE☆DRAFTは男らしくカッコ良さが際立つマイクパフォーマンスでSEA STAGE後半戦をおおいに盛り上げた。SEA STAGEのトリはファンキー加藤のレーベルメイトであるJam9。数々のアーティストにヒット楽曲を提供する浜松の3人組はレーベルメイトの先輩からのバトンを受け、渾身のライブで堂々とトリを務めあげた。
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SKY STAGE


【スカイピース】
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各アーティストの登場前のイントロデュースのジングルもファンキー加藤自身の声によるもの。その声からSKY STAGE一番手のスカイピースが呼び込まれた。
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意外にもフェスには初出演だった彼ら。集まった者に勇気を与えてくれた「スタートダッシュ」からまさに全力疾走を魅せてくれた。「アーティストとしては駆け出しなのに声をかけてもらって嬉しい」(テオくん)の言葉の後、「青春スプラッシュ」が楽しむなら全力でとことん楽しもうぜと誘えば、やるからには全力で。続けていれば何かが変わると歌われた「You can do it!!!!!」、また、「オタパリダンシン」では、<自分が楽しいんだからそれでいいじゃねえか/周りの目なんて気にするな!>と、胸を張って大声で歌とラップで伝えてくれた。どうせ楽しむなら全力でとことん楽しもうぜ。そんな彼らの普段の基本姿勢をしっかりと表してくれた25分であった。
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【シクラメン】
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続いてのSKY STAGEにはアロハシャツ姿のシクラメンの4人が現れた。実はメンバーのDEppaはファンキー加藤と一緒に同フェスのブッキングを担当したのだが、「メインステージじゃなくてごめんと謝れたけど全然関係ない。メインステージも近いし」と笑ってそのことを告げる。そんな彼ららしい“良い人”が各曲から滲み出ていた感のある、この日のシクラメン。スピーディーにテンポ良くライブは進みゆく。
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まずは「僕の宝物」のハーモニーを響かせ、同曲でいくと思いきや、疾走感のあるバンド感溢れる「メッセージ」でライブを走り出させた彼ら。夏はまだまだ終わらないぞとEDMな「エンドレスサマー」、場内を至福のジャンプの空間に変えた「ミュージックドリーマー」、最新曲「BRAND NEW DAY」では、<信じ続けてよかった/諦めなくてよかった>、そのコーラスを雄々しく誇らしく力強いアンセムのように響かせた。
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【THE BEAT GARDEN】
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大好きなファンモンと同じ事務所に入りたくて1年かけて逆オファーし続け、遂には実現。「常に背中を追う存在」とファンキー加藤の兄貴ぶりを語ったTHE BEAT GARDENがSKY STAGEに現れた。
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登場するやいなやパーッと場内に多幸感が広がった彼らのステージ。至福感たっぷりのEDMサウンドと歌声を場内いっぱいに広げた「Never End」、切なさを交えた「花火」ではボーカルのリレーションとハーモニー、ユニゾンもしっかりと披露。フロアも交えた参加感たっぷりの「ダンシング・マン」では、みなも一緒に踊り、会場の至るところに笑顔の花が咲くのを見た。また、打って変わりミディアムな「みんなヘ」では、初心を思い返させると共にその秘めた決意をこれからもキープしていく宣言のように響いた。
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間には2020年1月にこのSTUDIO COASTにて過去最大規模のワンマンを行うことも発表。祝福された。後半は“ここから挑戦していくぞ”という気概を込めた曲が続いた。疾走感のあるトラックのうえ駆け抜けていくかのように歌われた「本当の声で」が<交わる場所で夢はきっと待ってる>と歌えば、ラストは「Sky Drive」が会場をしっかりとバウンスさせていった。

【ハジ→】
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「加藤さんもですが、今日はみなさんも主役です。心を込めて一曲一曲贈ります」とは、SKY STAGEトリのハジ→の第一声。「誘われた際には嬉しくなり即答した」と、その喜びをほとばしらせたステージは、意外にもミディアムでメローな「for YOU。」から始まった。とは言え、いきなりの究極の求愛ソングが会場を吸心していく。同曲では他のステージで既に出番を終え、この曲をレパートリーに日頃カバーし歌っているぱんち☆ゆたかも飛び入り。ツインボーカルで同曲が歌われる。こんなコラボの実現もこのフェスならではだ。
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続いて、ズンズン進んでいくかのようなビートに会場もタオル片手に呼応した「EVERY☆BODYww♪♪。」、ええじゃないかの連呼も特徴的な「踊れジャポネーゼ♪♪。」。レゲエの裏打ちリズムにストリングスが雄大に絡み合い。生まれ変わっても君を愛すのフレーズがグッと場内を惹き寄せた「君と。」、そして最後は幸せそうなゆっくりとしたワイパーが場内に広がっていった「おまえに。」が、まるで満場へのプレゼントのように温かく贈られた。
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SUN STAGE


【ET-KING】
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現れるやいなや「フェス」から一気に雰囲気を「祭り」に変えたのは、SUN STAGE一番手のET KINGであった。
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それこそ加藤とは10数年前にまだ初期のFUNKY MONKEY BABYS(以下、ファンモン)にてクラブでお客さんが居ない中、一緒にやっていた古い付き合い。現れるやいなや「おもろいフェスにするから!」と力強く約束。いきなり大ヒット曲の「愛しい人へ」をフロント4人にて全力で歌った。会場にジャンプを生んだ新曲の「WADAN」、大切な人に向けて歌われた「新恋愛」ではみんなが思い思いの愛しい人を思い浮かべ、「キラッ☆サマー」ではタオル大旋回の壮観を生んでいった。
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「この光景は加藤くんに感謝やわ。関東の加藤はやっぱりファンキーや」との言葉のあと、ラストは「ギフト」が“一生忘れられない思い出を作ろう”と思いのもと、宝物のように伝えられた。

【SEAMO】
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「当初は内容もあまり確認せず出演を即快諾したけど、こんな素晴らしいフェスで良かった(笑)」と、SUN STAGEに先輩格のSEAMOが現れる。ファンキー加藤も期待していたシーモネーターとSEAMOの二面性で挑んでくれたこの日。自己紹介ソング「SEAMO行進曲」に乗り、まずはシーモネーター編から。ガウンを脱ぎ、股間に天狗のラメのお面一丁にて下ネタ曲を連射していく。
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間にDJがスクラッチプレイ繋ぎ、後半はシッカリと着衣しSEAMO編へ。ドライブ感たっぷりのトラックの上、ムーンウォークも披露した「ルパン・ザ・ファイヤー」、今秋発売の新作より「大人になりました」をメジャーデビューして15年、だけどまだまだやれると自分に言い聞かせるようにも歌えば、ちょっと切ない気持ちに場内を浸らせた「マタアイマショウ」、「結果、こんな大きなフェスができたことが大成功!」と、自身も『東海サミット』なるフェスを10年間主催してきたからこそ分かる苦労や苦難も踏まえファンキー加藤を讃える。最後はその苦労や大変さ、報われを歌った「Continue」が祝福するかのように歓びと神々しさに満ちたなか贈られた。
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【ベリーグッドマン】
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自身のロゴフラッグが左右に掲げられたSUN STAGEに、「この時間は自分たちにくれ!」とばかりにベリーグッドマンが現れる。ほかと同じ持ち時間ながら、テンポ良くスピーディーに多曲を投じた彼ら。「Sixth Sense」でいきなり会場をひとつにしていけば、コール&レスポンスを経て入った「Musicplication」では会場をグッと惹きつけていく。「もう一段バイブスを上げていきましょう!」(MOCA)と「Vibes UP!!」にてドラムンベースに乗りタオルを旋回や左右に揺らせれば、途中あえて会場に歌を委ね大合唱で楽曲を成立させた「ライトスタンド」では、どんな困難があっても音楽があれば乗り越えられるとの歌が満場にパワーサプライしてくれた。
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この秋にはファンキー加藤と2マンも予定している彼ら。後半に入ってもそのバイタリティは変わらず。飛び切りのパワーサプライソング「ライオン(2018New Ver.)」が明日の君は今日を超えられると信じさせてくれれば、ラストの「Supernova(KSUKE Remix)」ではこの上ない高揚感と至福感を満場に与えてくれたのだった。
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【ファンキー加藤】
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SUN STAGEのラストにして、このフェスを締めくくる大トリの登場だ。短い時間だったにも関わらず、これまで以上にファンキー加藤の気合いを感じた、この日。それもそのはず、お客さんに加え今日は共演者の気持ちも背負っているのだから。しかし、その重圧もものともせず、いつものように集まったお客さんや共演者も含め全ての人に、笑顔や楽しそうな顔、元気や明日への活力を与えまくってくれるのが彼の凄いところ。この日もそれを十二分に感じることが出来た。

ステージ上のサーチライトが回る。まずはサポートメンバーの田中隼人(DJ/Key)と、この日SEA STAGEでソロアーティストとして会場を盛り上げたバカムスコ翔(Cho)が今度はファンキー加藤のサポートメンバーとして登場。対して間を置きゆっくりと噛み締めるが如く加藤が入ってくる。ステージ中央にて、ゆっくりと歓迎の四望をすると、中央で水の霧吹きを魅せる。さぁ、ライブ開始の合図だ。1曲目は「希望のWooh」。同曲がみんなの希望を背負い、歩み出す覚悟を育んでくれる。続いては加藤のブルースハープも飛び出した、生バンド風のサウンドに乗った「冷めた牛丼をほおばって」が。会場中がステージに向けて無数の力強い拳と呼応を寄せていく。それを全身で受け止める加藤。おなじみのステージモニターに片足を乗せて、前傾姿勢で歌うスタイルはこの日も健在だ。
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「これまで促され続け、ずっと断ってきたけど、今日の出演者やお客さんの笑顔を見てたら、やって良かったと心から思える」「ファンモン時代からやりたかったけど今日ようやく実現しました。そんな今日は特別にFMB時代の曲もメドレーで歌いたい」と、ここからは約10分間に渡りファンモンの代表曲たちがメドレーで贈られた。
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「これはもう俺たちの歌じゃなくみんなの歌です」と、文字通りここからはお客さんの大合唱が自然発生していたのも印象深い、このFMBメドレー。まずは「告白」が一緒に歌う場内一人ひとりの胸を締めつければ、「あとひとつ」ではみんながその人差し指を天に向けて掲げ、「希望の唄」ではこの世界であなたと出逢えた奇跡と、この日、この時間のことを想い返させ、「ちっぽけな勇気」では、諦めたくないからとがむしゃらに頑張った結果、この景色に続いていたことを立証してくれたかのように響いた。
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最後のMCでは来春全国ツアーが行われる報告もあった。「まだまだゴールが見えていない。これからもみんな音楽の旅はずっとずっと続いていく。今日みたいなスペシャルな日がまたやってくるから」と、本編最後はソロデビュー楽曲の「My VOICE」。そこでのお客さんの大合唱は今までのどのライブよりも大きなもので、まさに圧巻。会場中の誰もが一つの音楽を楽しんでいた瞬間だった。

全22組が大集合 グランド・フィナーレ


ファンキー加藤主催フェスが大盛況のうちに幕 “楽器を持たざる音楽家”22組が熱演/レポート

グランド・フィナーレでは、この日の全出演者22組がSUN STAGEに集結した。ステージ・会場を交えて歌ったのは「まわせ!」。世界を俺たちの力で回せと、みながタオルを大旋回させながら力の限り楽しそうに歌う。なんたる充実感。ステージもフロアも本当にみんな楽しそうで幸せそうだ。「無駄なことなんてひとつもない。それを俺たちが証明してやる。もっとその声を上げろ」と歌われるそのフレーズの一つひとつが妙に信憑性を持ち、信頼感があり、力強く頼もしく映ったのは、やはり夢や理想から始まった話が、結果この場面へと繋がっていたとの実感へと結びついたからに他ならない。ここから何かが始まる。本気でそう思った。
ファンキー加藤主催フェスが大盛況のうちに幕 “楽器を持たざる音楽家”22組が熱演/レポート

「これからもこのジャンル盛り上げていきます!」と最後に加藤の力強い一言をステージに残し、『OUR MIC FES』は幕を閉じた。全国各地の地元を大切に活動している、加藤の先輩から朋友、同世代、はたまたこれからの新人たちが一堂に顔を揃えたのと同時に、まさに「ファンキー加藤」の顔が見えるフェスでもあった。
ファンキー加藤主催フェスが大盛況のうちに幕 “楽器を持たざる音楽家”22組が熱演/レポート

「どこか我々のように楽器を持たざるミュージシャンにはコンプレックスがある気がします。そんな方々が心地良くイベントに参加できる場所を作りたかった」と、誰もいなくなった無人のステージを眺め、このフェスを始めるにあたりインタビューした際のファンキー加藤の言葉を想い返す。まさしくそこは、このジャンルの活性化や今後近似形態にて活動していく者への希望の提起や道しるべにもなるべく場所でもあった。

ジャンル的にもなかなかカテゴライズできないこの分野。言わば「OUR MIC FES」系。そんな呼称さえ思い浮かぶほど、これまでこのようなアーティストばかりを一堂に集い徹底したイベントはほかに知らない。これから、この手のアーティストにもきっと心強いことだろうし、新しく目指すものが見つかった。そんな気がする。そしてこの日出演したアーティストたちも、ようやく自身の居場所や、しっくりくる場所を見つけた。そんな実感を得たことだろう。そう、このフェスこそが、その楽器を持たざる音楽家が集う、しっくりとした居場所なのだ。
ファンキー加藤主催フェスが大盛況のうちに幕 “楽器を持たざる音楽家”22組が熱演/レポート

彼らはまた各々アウェイを戦っていく。そして再びこの『OUR MIC FES』というホームで集うことだろう。

取材・文/池田スカオ和宏
撮影/堂園博之、佐藤祐介、川島彩水

出演


■SUN STAGE
ファンキー加藤/ET-KING/SEAMO/ベリーグッドマン/SOLIDEMO(opening act)

■SKY STAGE
シクラメン/スカイピース/ハジ→/THE BEAT GARDEN

■SEA STAGE
寿君/Skip the Chips/Jam9/バカムスコ翔/ ぱんち☆ゆたか/メロフロート/ONE☆DRAFT

■SAIL STAGE
大田クルー/スメルノマニア/TRUMP/next,tight/ヤルキスト/Rafvery

OUR MIC FES official web site


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    • 匿名さん 通報

      最幸のフェスでした!今までたくさんのフェフに参戦してきたけど1番!って断言できます! また開催されたら必ず行きたいです!!

      1
    • 匿名さん 通報

      コンセプトが素敵で、開催前から楽しみにしていました。実際に期待以上に楽しく、色々な人を知れた良いフェスでした。加藤さんの、演者も観客も楽しませようとする心遣いが素晴らしかったです。次も期待してます!

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