
20日放送のTBS系「Good Time Music」で、俳優・歌手の桐谷健太が「海の声」の誕生秘話を語る場面があった。
番組には今年を代表するヒット曲となった「海の声」で現在「演技と歌で今、世を虜にしている」桐谷がゲスト出演した。
桐谷は映画「BECK」ではラップがメインのボーカル、「ソラニン」「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」ではドラムと、俳優としてだけでなくそれぞれのパートを実際に担当している。特に「BECK」では、当初、ラップのパートを吹き替えで行く予定だったのを「自分の声でやりたい」と監督と原作者にビデオレターを送って、実際に自分でやる方向に代えてもらったのだそう。そんな桐谷に笹川友里アナウンサーは「(音楽活動と演じることが)全部つながってきますね!」と感嘆の声を上げる。
ここで番組MCの及川光博がauの三太郎シリーズのCMについて、桐谷が歌える人だからという前提で決まった設定なのかを聞いた。すると桐谷は、担当したCMプランナーがバラエティー番組で三線を弾いているところやドラマで歌っているところを観ていて「歌もできるし、三線もできるなら浜辺で弾いて欲しい」と言われたことがきっかけだったと話したのだ。
及川が「何がチャンスにねえ、なるのか」と桐谷がやってきたことに驚きを見せると、「もともと三線は好きでやってたんで、これが役者として生かされるだろうって思ってやっていた訳ではないですけど」と語る。
また「どこかで、沖縄の映画とかで役が決まって弾けるシーンがあったらいいなぐらいな事は思ってたんですけど」と正直な胸の内を明かすと、及川は「スゲエ、ムダがない!」と驚きの声がこぼれでる。そして「まさかこ~んな感じで三線を弾くことになるとは…」とCMソングきっかけの現状を自分で素直に驚いていると、及川もそんな桐谷を「つながっちゃうんだよ!」と笹川アナと同様にコメントした。
笹川アナが「桐谷さんがいらっしゃらなかったら、浦島太郎のあのCMは見られなかったってことですもんね?」と聞くと、桐谷も「あの歌はもしかしたらなかったかもしれないですね」とこれを認め、ヒット曲「海の声」誕生にまつわる意外な事実が発覚したのだった。
桐谷は28日にファーストアルバム「香音-KANON-」をリリースする。また、それを記念して同日14時半から二子玉川 蔦屋家電でスペシャルトークショーを。また同22時からはLINE LIVEでもスペシャルトーク&新曲の生パフォーマンスを行う予定になっている。