武藤千春、東京と長野の二拠点生活や“農ライフ”の魅力を語る「感じ方や考え方がガラッと変わりました」

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2014年までダンスグループE-girls・Flowerのメンバーとして活躍され、2015年からは、“女の子が発信するメンズファッション”という新しい試みのユニセックスストリートブランド「BLIXZY(ブライジー)」のトータルプロデュースを行う武藤千春さん。



現在は東京と長野県小諸市での二拠点生活を送り、ご自身で農業に取り組みながら、フードロス課題解決に向けた規格外野菜のレスキュー活動も行うなど、「有言即行」をテーマに、新しい生き方や価値観を発信されています。



そんな武藤さんに、今回は拠点を小諸市に選んだ理由や、農業の魅力、ご自身のYouTubeチャンネルの展望などについて伺いました。
 
ーー現在は長野県小諸市と東京を行き来する二拠点で活動されています。東京出身の武藤さんがこの場所を選んだ理由・きっかけはなんですか?
 
祖母が小諸市に移住したいと決めたことがきっかけです。最初は祖母一人で移住する予定だったので、何度か一緒に付き添いながら一人暮らし用の家探しをしていました。私自身それまで小諸市には行ったことがなく、どんな場所かも全くイメージできなかったのですが、家探しをしながら街を歩いたり、何度も東京から行き来しているうちに、小諸市のアクセスの良さや街の魅力に惹かれ、「ここなら今の活動を続けながら、贅沢に都市部と田舎の良いとこ取りをして暮らしをカスタマイズできるかも!」と思い、私も住むことに決めました。



田舎暮らしにはずっと憧れがあるけど20代ではまだ無理かも?と決めつけてしまっていましたが、自分の合ったバランスを見つけることで二拠点生活や移住へのハードルがぐっと下がりました。



武藤千春、東京と長野の二拠点生活や“農ライフ”の魅力を語る「感じ方や考え方がガラッと変わりました」



ーー小諸市では農業にも挑戦されています。農業の魅力はどんな部分ですか?
 
東京だけに暮らしている時は、働くために食事をとり、旬もわからず、消費ばかりの毎日でした。小諸市で農ライフを始めてからは、自分が自然の中で生きているということや食べ物が食卓へ届くまでは多くのプロセスがあり色んな人が関わっているということ、毎日美味しいご飯がいただけるということがどれだけ素晴らしいことか、一見当たり前のことのように感じますが、これまではその視点をとても疎かにしてしまっていたんだなということに気づかされました。人間として必要な感覚や営みが農ライフには詰まっていますし、農ライフを通じで出会う人々は本当にクリエイティブで刺激的で魅力たっぷりです。農を暮らしに取り入れてからは物事の感じ方や考え方がガラッと変わりました。



武藤千春、東京と長野の二拠点生活や“農ライフ”の魅力を語る「感じ方や考え方がガラッと変わりました」



ーーYouTubeチャンネル『むとちゃんねる』ではそんな農業の様子を公開されています。

農業の様子も含め、今後はどんな動画をアップしていきたいなど展望はありますか?
 
農ライフをはじめるまでは「農業」と聞くと、大変で自分の暮らしとは遠い場所にあるような、そんなイメージを持っていましたが、実際に触れてみると農って本当に魅力的で面白いんです。きっとこれは小諸に来なければ気付けなかったことで、都市部で生活しているとなかなかそこに気づけるきっかけってなかったような気がします。そのきっかけにまだ出会えていないZ世代やミレニアム世代などの同世代の若者に向けて、農ライフの魅力を伝えることで暮らしや人生の選択肢が増えたらいいなと思っています。



今年はYouTubeやSNSなどで多面的に発信していきたいですね。あとは全国にはたくさんのイケてて面白い農家さんたちがいて、そこには十人十色の農ライフがあります。そうした全国にいるカッコイイ農家さんたちを通じて色んな農ライフを届けていきたいです。



武藤千春、東京と長野の二拠点生活や“農ライフ”の魅力を語る「感じ方や考え方がガラッと変わりました」