
先日より放送がスタートしたドラマ『放送局占拠』(日本テレビ系)に出演するtimelesz・菊池風磨。これまでも櫻井翔演じる主人公・武蔵三郎と武装集団の戦いを描いた“占拠シリーズ”で活躍を見せ、その演技がたびたび話題を集めてきた。
2023年に放送されたシリーズ1作目『大病院占拠』は、日本が誇る大病院を舞台に、櫻井演じる休職中の刑事・武蔵三郎と、鬼の面をかぶった武装集団“百鬼夜行”の戦いを描いた物語。事件の起きた1日の出来事を10話かけて描くリアルタイム感や、緊張感あふれるスリリングな展開が話題を呼び、“鬼”たちの正体を予想する考察も盛り上がりを見せた。2024年には舞台を空港に移した続編『新空港占拠』が放送されており、“占拠シリーズ”は高い人気を誇っている。
そんな人気シリーズで菊池が演じているのは、『大病院占拠』に登場した武装集団“百鬼夜行”のリーダー・青鬼こと大和耕一。冷静沈着に武蔵を翻弄する姿が“ハマり役”と評されたことに加え、続編の『新空港占拠』では収監中の身でありながら武蔵と再び対峙し、新たな事件のヒントを与えるなど、前作とは異なる立ち位置での登場が話題に。幅広い作品で演技力を磨いてきた菊池だからこそ、大和をより魅力的なヒール役として体現できたのではないだろうか。
シリーズ第3弾となる現在放送中の『放送局占拠』は、空港占拠事件から1年後、東京都知事選挙に向けた選挙特番を放送中の『テレビ日本』が、妖怪の面をかぶった武装集団“妖”に突如占拠されるというストーリー。第1話では、拘置所から脱走した大和が武蔵の義弟の伊吹裕志(加藤清史郎)を拉致し、「あなたに、ある人物を拉致していただきたい」と要求するという衝撃的なシーンが描かれた。SNSでは、大和の再登場に対する喜びの声や、「今回の事件の黒幕?」「大和早速動き出してるな、妖の仲間っぽい感じだけどミスリード?」などの展開予想が多く見られ、その人気と注目度の高さが改めて浮き彫りになった。
2023年放送の第1作目から同シリーズに出演し、物語に彩りを添えてきた菊池は、前作『新空港占拠』出演時の公式コメントで、“大和という役に出会えたことが1つのターニングポイント”と語っている。菊池にとっても強い思い入れのあるキャラクターなだけに、再び物語の鍵を握る存在として、事件の裏で暗躍する大和がどのような波紋を広げていくのか注目だ。