自民総裁として１歩でも改憲議論前へ努力と総理
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　岸田文雄総理は憲法改正に積極姿勢を示すことで党内への求心力と右派系改憲勢力団体の支持を維持していく狙いがあるよう。GW中のフランス・中南米訪問後の記者会見でも自民党総裁任期切れまで５か月を前に、改憲に「自民党総裁として申し上げるなら（総裁）任期中に憲法改正を実現したい思いはいささかも変わりない」と記者団に答えた。


　岸田総理は「内閣総理大臣の立場からは憲法議論の進め方等について直接申し上げることは控えなければならないが、自民党総裁として申し上げるなら、任期中に憲法改正を実現したい思いはいささかも変わりない。自民党としては、この条文起草のための期間を各会派の理解を得て設置し、憲法改正原案を作成するという党の方針に則って取組んでいるところであり、時間的制約がある中でも、１歩でもこの議論を前に進めるため、最大限努力していきたい」などと述べた。


　岸田総理は記者団から今国会の間に改憲へ発議案を取りまとめる考えがあるのか、９月の自民総裁選で再選を目指すのかと問われ答えた。総裁選については「解散総選挙、総裁選挙といった政治日程について質問があったが、政治改革の実行など先送りできない課題に全力で取組んでいく。結果を出すことが重要と考えており、それ以外のことについては現在考えてはおりません」と語った。（編集担当：森高龍二）

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