公示前の167議席から、わずか49議席へ。中道改革連合の壊滅的敗北は、今回の選挙における最大の衝撃となった。
最大の分岐点は、財源のリアリティにあった。自民党や日本維新の会が、既存予算の組み替えや租税特別措置の見直しといった、現在あるリソースの整理を唱えたのに対し、中道はジャパンファンドの運用益という、まだ実体のない未来の果実に5兆円の財源を求めた。
物価高に苦しむ国民にとって、減税の訴えは魅力的だ。しかし、その裏付けが曖昧な構想では、将来的な増税や財政破綻への不安を払拭できなかった。経済に敏感な無党派層は、中道の提案に不透明さというリスクを感じ取り、結果として確実性のあるスキームを提示した与党側に回った。
政府・与党への不満を吸収しきれなかったのは、中道が反対以上の実行可能な設計図を提示しきれなかったからだ。有権者は、理想論ではなく、明日から確実に機能する具体的な対案を求めていたと言えるだろう。(編集担当:エコノミックニュース編集部)





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