今回のニュースのポイント


・大幅な反発: 終値は5万2,000円台前半(5万2,252.28円)。前日の急落から一気に反発し、V字回復に近い動きを見せ、心理的節目である5万2,000円の大台を回復して取引を終えました。


・為替の強力な下支え: ドル円相場が158円台という、歴史的に見ても円安水準で推移したことが、トヨタなどの輸出セクターに業績上振れ期待をもたらし、指数の牽引役となりました。


・押し目買い意欲の強さ: 午前中に戻り売りをこなした後、後場にかけても米株先物の安定を受けて下値を切り上げる展開となり、投資家の押し目買い意欲の強さが示されました。


 24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、終値は前日比736.79円高の5万2,252.28円となりました。前日の急落による警戒感を引き継ぐことなく、寄り付きから買いが先行。終日を通じて堅調な値動きを見せ、市場に安心感が広がる格好となりました。


 反発の主因となったのは、外部環境の改善です。前日の米国市場が下げ止まりの兆しを見せたことに加え、為替市場でドル高・円安基調が継続。ドル円は1ドル158円台という、歴史的に見ても円安水準で推移しました。これにより、自動車や機械などの輸出関連企業を中心に業績へのポジティブな影響を期待した買いが流入。前日の大幅下落で割安感が出た銘柄への「押し目買い」を誘発し、投資家心理を好転させました。


 指数の動きを振り返ると、寄り付きから前日終値を大きく上回ってスタート。午前中は戻り待ちの売りを吸収しながらも、前日安値圏での底堅さが意識されました。

後場に入ると、米株先物や為替相場が落ち着きを保ったことから、高値圏でのもみ合いを維持。上値の重さを感じさせつつも、大引けにかけて一段と買い直されるなど、終始リードを保つ展開となりました。


 この大幅な反発は、社会的な安心感にもつながっています。直近の調整局面で膨らんでいた投資信託やNISA(少額投資非課税制度)を通じた個人の評価損が一部縮小し、家計の金融資産への懸念が和らぎました。一方、158円台の円安水準は、輸出企業には強い追い風となる半面、輸入物価のさらなる上昇を通じて企業のコスト増や家計の負担を重くする面もあり、業種によって影響が分かれる「K字型」の様相を呈しています。

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