SKE48小畑優奈が3月31日に初の写真集を発売した。現役時代はセンターポジションに2度抜擢されるなどその将来性に大きな期待と注目を集めていた小畑。
現在はフリーランスで活動している彼女が、なぜ今このタイミングで写真集を発売しようと思ったのか。本人に聞いた。(前後編の前編)

【写真】卒業から2年、グッと「大人になった」小畑優奈の撮り下ろし&写真集カット【6点】

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――小畑さん、2年ぶりですね。

小畑 そうですね。早いですね。

――今回、写真集を出すと決まった時はどんな気持ちでした?

小畑 グループに在籍していた時からやってみたかったことだったので、素直に嬉しかったです。いろんな先輩が出していたから、私も憧れていました。

――撮影してみて、いかがでしたか?

小畑 今回、メイクや洋服も自前だったので、自然体で撮影できたかなって思います。

――ロケ地のひとつは愛知県の篠島ですよね。

小畑 はい。5年前、私が初めて本格的なグラビア撮影をしたのも篠島でした。まだグループに入りたての頃で、何がなんだかわからないまま連れていかれて(笑)。
当時は、撮影するなら笑っておけばいいんだなと思っていたから、撮影中に笑顔でいたんですね。だけど、カメラマンさんに「無理して笑わなくていいんだよ」と言われたことに驚いて。そうか、グラビアって笑うばかりじゃないんだなと思っていたら、次に「唇を閉じて、歯は浮かせてみて」と言われて。その言葉が今回の写真集のタイトルになっています。

――笑顔だけが小畑さんを表現するわけではないという意味で象徴的な言葉ですね。今回の写真集の中身も、笑顔の写真はほぼありませんし。

小畑 そうなんです。自分も笑った顔はあんまり好きじゃないですし。アイドル時代は笑顔の印象が強いと思うんですけど、今回の写真集で違う面を感じてもらえたら嬉しいです。

――アイドルになったのは中学生でしたよね。

小畑 14歳の中学2年生でした。お披露目の日が3月31日で、アイドルを卒業したのも3月31日。
写真集の発売もそう。運命を感じています(笑)。

――卒業後にアーティストのMVに出演することもありましたけど、写真集の発売は2年ぶりの本格的な活動ともいえます。不安はありませんでしたか?

小畑 めっちゃ不安でした! とにかく売れ行きが不安で(笑)。

――でも、完売したんですよね。

小畑 めっちゃ自信になりました。

――笑顔のイメージが強かったから、写真集を見て、「大人になったな」と感じる人も多いでしょうね。

小畑 笑顔のイメージが強いなら、そういうのを壊したくなるんですかね。「こっちのほうもできるし」みたいな。当時から、「いや、笑顔だけじゃないんだけどな」という反抗期のような思いもあって。カッコいいほうにも挑戦してみたかったんです。

――そういう思いはたしかに感じていました。
だから、小畑さんが世の中のかわいいものと対決するイベント(『100%SKE48』発売記念イベント。2017年と2018年の2回開催)も、「そろそろ打ち止めだろうな」と思っていました。

小畑 あれはあれで楽しんでいたんですけどね(笑)。でも、ああいうことができたのも当時の年齢だからであって、今となってはやっておいてよかったなと思います。

【後編】元SKE48 小畑優奈が語る、卒業を決めた理由と卒業後の日々「誰にも相談はしなかった」はこちらから
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