ドラマは毎週土曜日の放送の度にSNSで話題となっているが、実は原作本も爆売れ状態なのだ。ドラマ化とともに重版がかけられたものの、予想外の売れ行きに売り切れになる書店が続出。7月に二度、8月に入ってからもさらに重版がかかるなど、出版元の角川文庫キャラクター文芸編集部も「売れすぎて何度目の重版かわからない!!」と嬉しい悲鳴を上げている。ということで今回は原作本の魅力について考察してみたい。
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そもそもキャラクター文芸とは何なのか。小説の分類として最近定着してきた分野で、明確な定義はまだないものの、総じて主人公やその周囲の登場人物たちが漫画やアニメのように個性的で、かつ舞台設定も特殊な小説をカテゴライズしたものと言って良いだろう。
今作は完全記憶能力(瞬間記憶能力)を持った主人公と、嘘が分かる大学生という凸凹バディによる謎解きミステリー。それぞれ単独であればどこかで見た事のある設定かもしれないが、この2つの異能が重なることで、実は物語が掛け算的に面白くなっているのだ。