【写真】生活保護受給の公表に至った経緯を話した大谷雅恵、ほか番組カット【5点】
かねてより番組で「貧困家庭で育った」ことを公言している、兼近は「中学生の時に『生活保護を受けろ!』と、母親と喧嘩したことがある。『このままでは生活していけないから、生活保護を受けてくれ』とお願いしたけど、それこそ『車が必要だから嫌だ』と言われた。『車を捨てろよ、いらねーだろ!』と言ったら、『あなたたちやおばあちゃんの送り迎えはどうするの?』と突き返された。でも、生活保護を受けないと俺らの生活はどうするの?という八方塞がりの状況だった。結局、俺が新聞配達の仕事をして、なんとか生活保護を受けずに暮らしていた」と明かした。
続けて、兼近は「自動車を処分する必要がなければ、絶対に生活保護を受けていたし、中学生で新聞配達の仕事をやっていなかっただろう。それほど車は必要だった」と当時を振り返った。
りんたろー。は「僕も大学まで地方に住んでいたので、電車や車、原付バイクがないとどこにも行けない気持ちがわかる。自動車が贅沢品なのかは、価値観が人によって違うから、1つの物差しでははかれないのでは?と思っている」と話した。
また、2020年から21年まで約8か月間生活保護を受給していたと公表し、話題となった元アイドルグループ・メロン記念日の大谷雅恵は、公表に至った経緯を「生活保護を受けにくい方の道を作ってあげたかった。
この話を受けて、兼近は「自分が“たまたま”生活保護を受けない人生だっただけで、子どもの頃から生活保護を受けている人もいる。そういう人を“別の生物”として見ないであげてほしい。同じ人間なので。甘い考えかもしれないが、相手にどういう背景があるかを知って、助け合うことが大切だと思う」と呼びかけた。
さらに、兼近は「中には不正受給する人もいるかもしれないが、それをなくそうと働きかける前に、困っている人を助けることに全員が目を向けることができれば、悪用する人が減ると思う。不正受給を取り締まることと、必要としている人を助けることの同時進行は難しいから、まずは助けの手を差し伸べてほしい」と訴えた。
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