現在発売中の『FRIDAY』(講談社)で初の水着グラビアを披露している欲バリセンセーションの佐野さくら。まだまだ知られざる彼女のこれまでと、グラビア撮影の裏側を聞いた。


【写真】水着グラビア初挑戦で注目・佐野さくらの撮りおろしカット【15点】

──佐野さんは現在、欲バリセンセーションというアイドルグループのメンバーとして活動されていますが、そもそも芸能活動をはじめたきっかけを教えてください。

佐野 ありがとうございます! アイドルが大好きだったので、憧れて自分も……という感じです。

──アイドルに憧れてアイドルになると、「思っていたのと違うな」と思ったことはないですか?

佐野 最初の頃はそのギャップがかなりありました。アイドルになる前は、お客さんはみんな私たちのステージを観てくれていると思っていたんですけど、そうもいかない日もあって。特に対バンだと、自分たちの出番のときだけお客さんが少ないとか……。落ち込んだりもよくしましたけど、自分たちのファンの方、1人ひとりが楽しんで観てくださっているのを見て、病む以上に元気をもらえるんです。

──今所属している欲バリセンセーションは、どんなグループなんですか?

佐野 全員が汗を滝のようにかく、全力で歌って踊る王道系ライブアイドルですね。最近はコールができないので、ペンライトを中心に応援してもらえているんですけど、新たな発見があったんですよ。

──何でしょう?

佐野 「ここのパートがみんな好きなんだ」とか「ここはこの子のファンに人気なんだ」とか、それまで見えなかった部分が見えるようになったんです。あとはペンライトの色で後ろの方まで自分のファンの方がいるんだって見つけやすくなったりとか。……逆に、「今日は私のペンライト少ないな……」って落ち込むこともありますけど(笑)。

──そういう、落ち込んだ日はどうやってリフレッシュするんですか?

佐野 えっ、翌週までひっぱります(笑)。


──翌週まで(笑)!

佐野 もちろん寝てスッキリするときもありますけど、基本土日がライブなので、翌週ファンの方を見るまで引きずることも多いです。ファンの方を見ると「やっぱりここが私の居場所なんだ」って思えるんですよね。

──これまでの活動の中で、辞めたいなと思う瞬間はありましたか?

佐野 正直、なくはないです。それでも踊ることも歌うことも大好きだし、楽しいなと思える瞬間がアイドル活動の中にたくさんあるんですよね。たとえば、ファンの方と直接お話をするときとか。

──特典会とかですか?

佐野 そうです。私はオン・オフがはっきりしているタイプなんですけど、オンのときはまさにマシンガントークで(笑)。短い特典会の時間の中でひたすら私が喋っています。言いたいことがたくさんあるんですよね。

──普通逆だと思いますけど……(笑)。

佐野 ですよね(笑)。でももちろん相手のお話を聞くのも好きですよ! 私、のめり込める趣味がないので、ファンの方の趣味の話を聞くのが楽しいです。
たとえば株が好きな方とは株の話をしたり。

──えっ、株の話をするんですか?

佐野 「今日株価下がってたね」と話を振ったり、「今これが買い時なんだ」って教えてもらったり(笑)。ほかにも野球ファンの方だったら、その人の推しチームに合わせて「昨日の試合勝ってたね」と振ったりとか。

──器用ですね。推しチームを間違えたりしないんですか?

佐野 たまに……(笑)。「俺、巨人のファンじゃないけど」とかツッコまれたりもしますよ。ただ、知性を記憶力に全振りしたので比較的記憶力はいい方だと思います!

──そして、佐野さんは現在発売中の『FRIDAY』で初グラビアを披露しています。

佐野 今回ご縁があってグラビアに挑戦させていただけたんですけど、もともとすごくやりたかったんですよ! というのも、グラビアからアイドルとしての人気を掴んでいる方が多いイメージがあって、グラビアを通してグループを知ってもらってライブを観ていただきたいな……と思ったんです。

──水着になること自体に抵抗は全くなかった?

佐野 不安や緊張はもちろんありました。でも撮影のときにスタッフさんたちが盛り上げてくださったりしたので、思ったよりも緊張せずにいけました! ただ、撮影で失敗したこともあって……。撮影が2回に分かれていたんですけど、1回目のあとに写真を見たらあばらが浮いていて「ケータリングをお腹いっぱい食べたらあばら見えなくなるかな」と思って、たくさん食べたんです。でもそうしたらただお腹が前に出ただけで、あばらは改善されなくて(笑)。
なので撮影を終えてから、「もっと女性らしい体型になりたい」と目標ができました。

──とはいえ、ライブアイドルとして必要な体力を考えるとなかなか難しい側面もありそうです。

佐野 そうなんですよね。つけたいところにお肉をつけたくてたくさん食べていた時期、お腹が出る衣装を着るとお肉が乗っちゃって(笑)、急遽布を足してもらったりしていました。なので両立はなかなか難しいなと思いますけど、挑戦してみてより一層「グラビアをやりたい」という意欲が出たので頑張りたいです!

──ほかに撮影での思い出はありますか?

佐野 ポージングはやっぱり苦労しました。アイドルのときは顔まわりで手の動きでのポーズが多いけど、グラビアは全身を使うじゃないですか。くびれを作るためのポーズとか難しかったですね。あとは「撮影前日は食べない」という記事を読んだりしたので、私も!と思ったんですけど、空腹に耐えかねていつもより食べて挑みました(笑)。

──いつもよりも(笑)。

佐野 撮影中もケータリングのハンバーガーを全部食べていました。スタッフさんにも「水着撮影中に食べている子は珍しい」って言われて(笑)。でも私的には、お腹も空いているし出されたものは食べなきゃ!って気持ちだったんですよね。


──実際にグラビアの仕上がりを見ていかがですか?

佐野 鏡で見る自分とは違うなって驚きました。「こんな顔するんだ」とか「私こんなに笑うの!?」とか。でもやっぱり体型とか反省点もあるので、10点満点でいうなら5点ですかね。

──控えめですね。ただ、逆に言えば伸びしろが5点分ありますしこれからの成長が楽しみです。

佐野 ありがとうございます! これからはアイドル活動はもちろん、グラビアも全力で“欲張り”に頑張りますので応援よろしくお願いします!
▽佐野さくら(さの・さくら)
2003年4月30日生まれ、愛知県出身。AB型。
Twitter:@sakura_barisen
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