女優の上戸彩一路真輝と歌手の坂本冬美が、2023年春放送のテレビドラマ『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』(TBS系)に出演することが決定した。

【写真】『ひとりぼっち』のヒロインを務める上戸彩、ほかキャスト写真【4点】

『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』のプロデューサーを務めるのは、人気シリーズ『渡る世間は鬼ばかり』など数々の名作ドラマを世に送り出してきた石井ふく子。
2018年のドラマ特別企画『あにいもうと』、2020年に放送された新春ドラマ特別企画『あしたの家族』と、今もなお精力的に作品を生み出してきている石井が贈る本作は、最も親交の深い脚本家であった故・橋田壽賀子に捧げられている。

この作品は、人と人との繋がりが希薄になっている現代、「あなたは“ひとりぼっち”ではない」と、一生懸命に日々を生きる人々を応援する“おにぎり”が結ぶ愛と奇跡の物語だ。

本作の主人公 杉信也(すぎ・しんや)を演じるのは、TBSドラマ初主演の相葉雅紀。相葉に続き、物語の舞台となるおにぎり専門店「たちばな」の常連客であり、心を閉ざした信也に立ち直るキッカケを与えるヒロイン・内田千秋役には上戸彩が選ばれた。

上戸演じる内田千秋は、水道メーター検針員の信也が検針を担当するエリアに住んでいる、臨月の妊婦。夫は単身赴任中で、初めての出産をひとりで迎えることに不安を感じている。おおらかで人懐っこい笑顔の千秋と、心を閉ざしている信也が偶然に出会ったことで、物語は大きく動くことになる。

また坂本は、石井が演出した舞台への出演経験があり、主演の相葉とは本作で初めて共演する。坂本演じる香は、「たちばな」の店主にして主人公の亡き姉と瓜二つの女性だ。明るく、お節介なくらい面倒見が良い人柄に惹かれている常連客も多い。ひょんなことから「たちばな」を訪れた信也は、自分の亡き姉に似すぎている香を見て驚く。

さらに、石井作品には欠かせない一路が演じる聡美は、明るい性格で店主と一緒に同店を切り盛りする従業員・藤森聡美を演じる。
聡美は優しく落ち着いた性格で香とは良いコンビだが、ある日聡美の身にあることが判明する。

さらに、本作の舞台となっているおにぎり専門店「たちばな」のおにぎりは、東京・大塚にあるおにぎり専門店の老舗「ぼんご」が全監修を行っている。その2代目店主を務める右近由美子さんが坂本&一路らに直接おにぎり指導を行い、ドラマの中では「たちばな」のおにぎりとして客たちに振る舞われている。

また、上戸彩・坂本冬美・一路真輝のコメントが到着している。

▼上戸彩のコメント

本作に出演した感想:石井ふく子先生とまた作品をご一緒できる機会を頂けて、とてもうれしかったです。石井ふく子組はいつも本当に温かい空気が流れる現場で、今回も変わらない空気感に懐かしさを感じていました。昔からお世話になっている俳優さんや、顔馴染みのスタッフの方々に久々にお会いできたことも大変うれしくて。コロナ禍になってからは会うことも難しい時期がありましたので、今回の現場は同窓会のような懐かしさも感じつつ、楽しみながら撮影に臨ませていただきました。

視聴者へのメッセージ:橋田先生とは若い頃からお仕事させていただいておりましたが、いつお会いしてもこんな私にさえ深々と頭を下げてご挨拶をしてくださり、常に笑顔で優しく話してくださるお方でした。今回の作品では、石井ふく子先生を先頭に、皆さんが橋田さんへの想いを胸に秘めて撮影に臨んでいたと思います。人の温かみをとても感じる今回の作品。その温かみが、見てくださる方の心に届くことを心から願っております。
多くの方にご覧いただけるとうれしいです。

▼坂本冬美のコメント

本作に出演した感想:今回、石井ふく子先生からドラマのお話を頂き、うれしい気持ちと私に演じることができるのかという不安でいっぱいでした。石井先生が橋田壽賀子先生への想いを込めて、脚本から手がけられた作品ですので、お声をかけていただき大変光栄に思っております。私が演じたおにぎり専門店「たちばな」の店主・立花香として、お客さまに心を込めておにぎりを握らせていただきました。橋田壽賀子先生を偲ぶ作品に出演できたことに心より感謝しております。

視聴者へのメッセージ:最近、希薄になっている人と人とを結ぶ絆の大切さを思い出させてくれる、心がほんわか温かくなる作品です。生きていく上で誰もが悩みや心に傷を抱えていると思いますが、そんな心に温かく問いかけ、寄り添ってくれる作品です。ぜひ、ご家族でご覧いただきたいです。

▼一路真輝のコメント

本作に出演した感想:石井ふく子先生プロデュース、橋田壽賀子先生の追悼ドラマに出演させていただけることに心からの感謝を申し上げます。お二方の作られたドラマ、そして舞台を何度か経験させていただきましたが、いつの時代の作品でも必ず揺るぎないテーマがあります。それは「人が人を思いやる」ということです。台詞の全てにその思いが溢れていて、その台本を体現できることを幸せに思いやってまいりました。
今回の作品も本当に温かくて、石井先生の橋田先生への思いが沢山詰まっていました。

視聴者へのメッセージ:ドラマの見どころは、坂本さんが握られるおにぎりです。とても鮮やかな手さばきです。おにぎりの具も本当に美味しそうで、収録中は毎食おにぎりを頂きたくなる思いでした。きっとこのドラマをご覧になれば、おにぎりを食べたくなって、しばらく会っていない人に連絡をしたくなるのではないでしょうか?心の中がポカポカするような、本当に素敵なドラマです。コロナ禍もあり、人と人との関係が希薄になりがちなこの時代にこそ、1人でも多くの方に見ていただきたいです。

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