毎週日曜正午より「ABEMA NEWSチャンネル」で生放送されている『ABEMA的ニュースショー』。23日(日)の放送では、関東の若手芸人の登竜門として愛された劇場「シアターD」を紹介した。


【写真】ドランクドラゴン・鈴木拓が「誰からも好かれていた人」と語るシアターDの元支配人

2016年に惜しまれながら幕を閉じたこの劇場は、お笑い芸人のバカリズムや、お笑いコンビスピードワゴン、お笑いトリオ・東京03など、第一線で活躍する多くの芸人たちを輩出した。

支配人だった矢野康弘のもとを訪ねると、薄暗い部屋の中でアイマスクを二重につけながら佇む姿が。現在、原因不明の目の難病を患っており、些細な光でもめまいを起こしてしまうことから、このような生活を余儀なくされているのだという。

巣立っていった芸人たちが活躍する姿を見ることができないながらも、「『お笑いって本当にオモロイな』と、楽しさに改めて気づけて、前よりも笑うことが増えた気がする。あの頃の仲間の芸人には、本当に感謝している」とお笑いへの熱い想いを語った。

また、芸人たちへ「俺みたいな暗い部屋から出られないような病気の人にとっても、“お笑いは希望”となっている。
芸人もくじけそうなことがあると思うけど、これからも頑張って笑わせてちょうだい」とエールを送った。

シアターDに出演していたお笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓は「矢野さんは兄貴肌というか、周りに人が集まってくるような誰からも好かれていた人。シアターDは青春の場所でした」と当時を振り返り、お笑い芸人のチャンス大城は「どこのオーディションにも受からないような僕でも、劇場に出してくれた人」と恩人である矢野への感謝を示した。

永野も「当時の東京の芸人は、みんな矢野さんにお世話になっていたと言っても過言ではない」と、ありがたく思っていることを伝えた。

この特集にちなみ、スタジオでは「自身にとっての恩人」についてトークを展開。番組MCを務めるお笑い芸人の千原ジュニアは「みなさんによくしてもらったので、恩人だらけ」とした上で、「1番最初に芸人としていろんなことを教えていただいた板尾創路さんと、お金がない頃にご飯を食べさせてくれた居酒屋たこしげのマスター」と2人の名前をあげた。


さらに、「マジな話をすると、家で引きこもって何もしていない自分を連れ出してくれた兄・せいじが1番の恩人です」と兄であり、相方でもある千原せいじが最も世話になった人だと明かすと、共演者からは「素敵」「ジュニアさんの口からそんな発言が!」と感嘆と驚きの声で、スタジオは盛り上がった。

また、最大9連休となる今年のゴールデンウィークでは、マスク着用の緩和が後押しし、旅行需要が高まっていることを紹介。このニュースを伝える最中、千原ジュニアは「明日からゴールデンウィーク?」とポツリ。

これを聞き逃さなかった脚本家でラジオパーソナリティのマンボウやしろは「ゴールデンウィークは明日からではなく、まだ1週間先。ジュニアさんの『明日から?』って発言に恐怖を感じた(笑)。その時期が全くわからないほど、大型連休と1番距離がある人がジュニアさんなんだなって…」とツッコミを入れると、千原ジュニアは「仕事はゴールデンウィークと全く関係ないし、ただの平日やから、ノーマークやったわ!」と笑いながら応じた。


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