主演・増田貴久が語るドラマ『ギフテッド』、「僕たちと一緒になって推理しながら見てほしい」

増田貴久主演、東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ『ギフテッド Season1』が、12 日(土)よりスタートする。今回、クランクインレポートと増田貴久のインタビューが到着した。

【写真】仲の良さが伝わる『ギフテッド』チーム集合写真【6点】

『ギフテッド』は、頭脳明晰な天才刑事・天草那月(増田貴久)と、「殺人者に黒い影が視える」という異能を持つ高校生・四鬼夕也(浮所飛貴[美 少年/ジャニーズJr.])の二人がバディを組み、難事件に挑んでいくミステリードラマ。初回放送には、注目若手俳優の黒羽麻璃央、菅生新樹、植村颯太がゲスト出演し、NEWSの『ギフテッド』が主題歌として華を添える。

原作は現在「なかよし」に連載中の人気コミックで、作者は「金田一少年の事件簿」や「サイコメトラーEIJI」などで知られる大ヒットメーカーの天樹征丸。思わぬ展開に引き込まれる本格ミステリーであると同時に、バディとして二人が成長する人間ドラマも見逃せない、この夏注目のドラマとなっている。

▼クランクインレポート

「警視庁捜査一課の天草那月です。現場、見せてもらってもいいですか?」都内の繁華街の一角に響く、増田貴久の声。8月スタートの『ギフテッド』だが、そのクランクインは5月の連休中に遡る。

最初に撮影が行われたのは、紺のスーツに身を包んだ那月が飛び降り自殺の現場を偶然通りかかる、第1話の冒頭の場面だ。役のイメージについて監督とも話し合ってきた増田だが、この日は身のこなしや声のトーンなど、細かな部分まで監督と再度話し合いながら、増田版「天草那月」づくりに余念のない様子だった。

その一方で、死体役として地面に横たわっている女優に声をかけるなど、現場への気遣いも忘れない。そして那月とバディを組む夕也役の浮所飛貴も、この日が撮影初日。夕也に殺人者だと言い当てられ逃げようとする容疑者を、得意の古武術で捕まえるという場面だ。

運動神経には自信があるという浮所だが、早くも登場するアクションシーンのため、空き時間には動きの確認を欠かさない。プレッシャーがかかるこの日のクライマックスシーンだったが、浮所はプレッシャーを物ともせず、撮影初日のアクションシーンを見事に決めて、スタッフからも感嘆の声が挙がっていた。こうして、夕也が視たものを那月が証明する、最強のバディが誕生したのだった。

▼増田貴久 インタビュー

――天草那月を演じる上で、心がけていることはありますか?

増田　天草那月は記憶力も分析力も高い、若手でありながらとても優秀な刑事です。常に冷静で、感情の表現に乏しい部分も少なからずあります。だからこそ、容疑者と対峙した際などに、那月の僅かな感情の揺れや「人となり」みたいなものを出していけたらいいなと思っています。

――演じる上で苦労している点はありますか?

増田　台詞の多さ、ですね。台本をめくってもめくっても那月の台詞が続くということが多くて(笑)。まあ、ある意味嬉しいことではあるのですが...。移動中や空き時間も、ずっと台詞とシーンが頭の中を駆け巡っている感じです。

――天草那月とご自身で似ているところ、違うところは?

増田　あれだけ頭が切れたらいいだろうなぁ...、とは思いますけど(笑)。ただ、那月は自分のできることやできないことすべてを理解した上で、常に前向きなんですね。そして自己肯定感が高いから自分のことが好きで、なおかつ他者のことも好き。ポジティブで明るい性格なので、那月のそういう部分が自分と似ていたらいいなぁと思います。

――バディを組む浮所飛貴さんの印象は?

増田　浮所くんとのドラマでの共演は今回が初めてですが、明るく現場を盛り上げてくれますね。このドラマはゲスト出演者も多いのですが、積極的に話しかけてくれるので、皆さん現場に慣れるのも早いと思います。

――四鬼夕也は「殺人者に黒い影が視える」能力がありますが、増田さんならどんな能力があるといいと思いますか?

増田　周囲の人がハッピーなのかどうなのか、それが分かる能力はほしいですね。多くのキャストやスタッフの皆さんがいる中で、皆が楽しんで撮影に取り組んでいるのか、何か嫌なことがあったのか...。そんなことが視えると、座長としてはいいかもしれないですよね。

――最後に、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

増田　天才刑事と異能を持つ高校生のバディ・ミステリーという、いろいろな魅力が詰め込まれたドラマになっています。毎回ワクワクしながら、僕たちと一緒になって推理しながら見ていただきたいですね。

――人間ドラマとしても見どころが多いですよね。

増田　そうですね。もちろん殺人は許されませんが、罪を犯す側にも葛藤があり、その部分もきちんと描いたドラマになっています。誰もが抱える悩みや感情の変化が題材になっていたりもするので、ぜひそうした部分にも着目してほしいと思います。

【あわせて読む】橋本環奈が初の朝ドラ主演で平成のギャルに、「“ギャル魂”を宿しながら演じたい」