女優の上戸彩が、本日14日に39歳の誕生日を迎えた。10代よりトップ女優として活躍し、数多くのドラマ・映画に出演してきた上戸だが、そんな彼女が最初に鮮烈なインパクトを残したのが、2001年から2002年にかけて放送された『3年B組金八先生』(TBS系)第6シリーズへの出演だった。
【写真】上戸彩ら『金八先生』第6シリーズ キャストの現在
■ 上戸彩
上戸彩が演じたのは、3年B組に転向してくる鶴本直だった。周囲と中々打ち解けない直だったが、実は性自認は男性で、女性の体で生まれたことに苦悩する性同一性障害を抱えていた、今シリーズのメインを飾る登場人物だった。
本作で一気ににブレイクした上戸は、世代トップ女優に。数多くの人気ドラマ、映画に出演したほか、タレントCM起用社数ランキングでは、2004年から通算6度の年間首位を獲得している。また演技以外でも、年末の『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)では2008年大会より12大会連続で司会を務めており、お笑いファンにもおなじみだ。2012年9月にEXILEのHIROと結婚。2015年8月に第1子女児を、2019年7月に第2子男児を出産している。
■ 斉藤祥太
そんな直のクラスメートとなる今井儀を演じたのは斉藤祥太。一卵性双生児の弟・慶太と共に子役から活動している。本作で一躍注目を集めた斉藤は、映画『タッチ』で慶太と共に上杉達也・上杉和也の兄弟を好演した。以降もテレビドラマ、バラエティ番組に出演しつつ、並行して国家資格である電気工事士の資格を取得したことでも話題に。
■ 本仮屋ユイカ
青沼美保を演じたのは本仮屋ユイカだった。本作出演後は、2005年に連続テレビ小説『ファイト』(NHK総合)に出演し、主演の木戸優を好演。2006年に『僕の歩く道』(関西テレビ)、2007年に『Dear Friends』、2015年に『民王』(テレビ朝日系)など、多くのドラマや映画に出演。確かな存在感で主演から脇役までさまざまな役を演じている。また、2012年から2015年には『王様のブランチ』(TBS系)でMCを担当。『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)でのナレーションを務めたり、ラジオパーソナリティーを務めたりと、声の仕事も多く担当している。
のちに人気アイドルグループに加入するメンバー2人も出演!
■ 平愛梨
笹岡あかねを演じたのは平愛梨だった。本作出演後、2008年には引退をかけて臨んだ映画『20世紀少年』シリーズのオーディションで、約3000人の応募者の中からヒロインのカンナ役を射止めた。2016年12月にサッカー日本代表の長友佑都と結婚。これまでに男児4人を出産しており、インスタグラムでは日々の子育てや夫・長友の試合を観戦する様子などをアップしている。
■ 中尾明慶
「チュー」の愛称で親しまれ、クラスのムードメーカー役だった山越崇行を演じたのは、中尾明慶。前年、ドラマ『ママまっしぐら!』(TBS系)で子役デビュー。本作以後も、『WATER BOYS2』(フジテレビ系)木村拓哉の弟役で出演した『GOOD LUCK!!』や『ドラゴン桜』(ともにTBS系)など人気作、話題作に多数出演している。2022年10月からは、『プチブランチ』(同系)にて人生初のMCを務めている。私生活では、2013年3月に女優の仲里依紗と結婚。長男が誕生している。仲とは互いのインスタグラムに登場するなど、令和のおしどり夫婦として広く知られている。
■ 増田貴久
のちに一緒にアイドルグループを結成することとなる2人も出演していた。長澤一寿を演じた増田貴久はこの2年後、9人組グループとして発足したNEWSのメンバーとしてデビュー。グループとしての活動のかたわら、同じグループメンバーだった手越祐也とのユニット「テゴマス」としても活動していた。近年では『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の名物企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」には2020年から加入し、今もレギュラーメンバーを務めている。
なお、今年6月には「ゴチ」に上戸がゲスト出演して増田と再会。
■ 加藤シゲアキ
そんな増田と同じくのちにNEWSのメンバーとなる加藤成亮(2011年11月に加藤シゲアキに改名)は長谷川賢を演じていた。近年では小説家としての活躍が目覚ましく、2012年1月にデビュー作『ピンクとグレー』を発表すると、同作は映画化もされ、加藤自身もカメオ出演を果たした。さらに2020年には、『オルタネート』が第164回直木三十五賞の候補作となった。惜しくも受賞は逃したが、同作で第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞し、文学賞受賞はジャニーズ事務所(当時)所属タレントとして初の快挙となった。今年3月3日、所属事務所を通じて一般女性と結婚したことを公表した。