【写真】さくら学院時代は生徒会長も経験、倉島颯良の撮り下ろしカット【8点】
「ちゃおガールズ2012オーディション」で準グランプリを受賞して芸能界入りした倉島。もともと芸能関係の仕事がしたかった訳ではなく、友達に誘われて受けたオーディションだった。
「たまたまオーディションに受かって、たまたま事務所に入ってという経緯で芸能活動を始めたので、さくら学院にいたときも、それほどお芝居に興味がある訳ではありませんでした。アイドルを卒業して、この先どうしようかと考えたときに、お芝居のレッスンも受けさせていただいていたので、一つの選択肢として俳優が浮かんできて。
さくら学院卒業後も歌とダンスのレッスンを継続してやっていたんですけど、これまで自分がやってこなかった新しいことにも挑戦したいし、ドラマや映画を楽しそうに見ている家族の顔を見ると、自分もお芝居を仕事にできたらいいなと思ったのが、俳優を目指したきっかけでした」
さくら学院の頃から、将来の進路は芸能以外の選択肢を考えることもあった。
「アイドルをやっているときも、このまま芸能活動を続ける以外の道もあるんだろうなという気持ちはありました。さくら学院に入るまでアイドルのことを全く知らなかったのもありますし、いろんな仕事があるから、もっと自分に向いている仕事があるかもしれないと、進路に迷った時期もありました。
でも、自分自身が楽しくて、いろんな人に喜んでもらえることを思うと、やっぱり今の仕事はやりがいがあるなと思って、芸能の道を選びました。さくら学院を卒業して、本格的に俳優活動を始めてからも、別の道を考えたこともありました。でも、もっとキャリアを積んだほうがいいのかなと思い直して、今に至ります」
俳優としてターニングポイントになったのが『緑のざわめき』の撮影だった。
「ちょうど将来について悩んでいた時期にオファーをいただいて、これが最後の作品になるかもしれないという思いもありながら現場に臨んだんです。
2023年5月1日より現在の事務所に所属したことで、仕事に対する意識も変化した。
「今の事務所に所属する前は、短期間ですけどフリーとして活動していた時期もあって。この期間に9月22日から公開が始まる内村光良監督の映画『夏空ダンス』の撮影もあったんですが、自分でスケジュールを組んだり、先方とやり取りをしたりが、すごく難しくて。改めて支えてくれる人がいることの大切さや、どれだけ今まで助けられてやってきたのかを痛感しました。
だから今、新しい事務所に所属させていただいて、自分のためだけじゃなく、人のために働こうという気持ちが強くて、献身的な心が増したのかなと思います(笑)。それもフリーの時期があったからこそ気づけたことですし、燃料を蓄えながら、いろんなことをインプットできた時期でした」
さくら学院時代に6代目生徒会長という重責を全うしたのも、今の仕事に繋がっている。
「『真面目だね』って言われることが多いんですけど、それはさくら学院時代に生徒会長という立場をいただいて、12人をまとめたり、ライブを作ったりしたことが活きているのかなと思います。真面目で損することもないですし、礼儀なども含めて、アイドル時代に自分の土台を作ってもらいました」
今年8月16日から20日には、♭FLATTO 音楽演劇「じゃ歌うね、誕生日だしウチら」で、2016年度のさくら学院でMC委員長を務め、共にグループを支えた黒澤美澪奈と共演をした。
「美澪奈とはプライベートでも仲が良くて、一緒に野球観戦に行くなど交流が続いています。だから今回舞台で共演する機会をいただけたのは本当にうれしかったですね。
今後は、さらに映像作品に関わっていきたいと意気込む。
「自分の中で、『何年後にはこういう俳優になりたい』というビジョンはあるんですけど、まずはいただいている作品に全力で取り組んで、もっともっと映像作品に出演したいです。具体的に言うと、学生役が違和感のない年齢のうちに、たくさん学生役を演じたいですね(笑)」
▽『緑のざわめき』
9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
出演:松井玲奈 岡崎紗絵 倉島颯良
草川直弥(ONE N’ ONLY) 川添野愛 松林うらら 林裕太
カトウシンスケ 黒沢あすか
監督・脚本:夏都愛未
▽ヘアメイク:ビューティ★佐口(OFFICE BEAUTY)
スタイリスト:倉島千佳
衣装クレジット:
ワンピース/LAYMEE
パンプス/CHARLES & KEITH
アクセサリー/スタイリスト私物
【あわせて読む】さくら学院から女優へ、倉島颯良「(共演の)松井玲奈さんは物静かだけど、本当に面白い方でした」